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そんな南端、田舎のホテルに泊まってしまったわけで、観光ポイントが全て北側にある北京観光にするために、
私たちは毎朝7時半に出発時間を設定された。なので当然朝食も早くって6時過ぎから。
ポイントとしては日本観光客よりも中国の地方から観光に来ている人が多いみたい。
このホテルの食事は正直いって口に合わない。中国人には4つ星ホテルなんだろうけどなぁ・・・。
で、その方たちが6時にわーっと来るので少し時間をずらしたほうがいいかも。


7:30ホテルを出発。
明るくなって見えた周りは、たくさんの集合住宅と小さな商店があるくらいかな。まだまだ開発途上ってかんじ。


今日は北京市内観光。
まずは北京の北に位置する北京国家体育場に向かう。渋滞もあるのでホテルからは約1時間半くらいかも、とのことだった。



出発して30分くらい走るとたいてい見えてくる門があった。
あとで調べてみたら「永定門」という門で、2004年に再建されたんだとか。
もともとあったのを交通の発達に邪魔だからということで1957年に取り壊されたというから、なんだか恐ろしい話。
北京オリンピックに全てを用意してしまう中国という国の力のすごさを感じる。

ところでこの永定門をいつも通るということは、と帰国してから調べてみた。
どうやら上の地図のように、ホテルからは「南台紅門路」→「南苑東路」→「南苑路」と北上して
北京市内中心部に向かって走っていたようだ。


北京国家体育場
北辰路にバスを停めて私たちは「鳥の巣」が見えるところまで歩くことになった。
ちょうど地下鉄の駅の近くにトイレがあって、ここはわりとキレイなほうだった。
やっぱり近代的なモノの近くは外国人の使う頻度が高いからキレイなのかな?

運動公園の広場の手前には手荷物検査があった。ポシェット程度だったらスルーみたい。

(6枚/父撮影)

さすがに奇抜なデザインの鳥の巣。当然だけど「テレビで見たまんまだわー」とか思っちゃった。(≧∀≦*)

その鳥の巣を公園をはさんで西側に水泳の使われたプールがある。そこまでけっこう遠くって写真にはイマイチ納まらなかったので諦めた。


で、手前にあった大きな建物を。これなんとホテルだそうだ。
その名も「七つ星ホテル」
(正式名称は北京盘古七星酒店 PANGU 7 STAR HOTEL BEIJING パングーセブンスターホテルだそうだ)実際に☆が七つじゃなくてね。超高級ホテルらしいよ。ホームページ


9:40 写真を撮りつつの観光を終えて次の目的地に出発。
・・・とその前にツアーで必須の買い物タイム「国営のひすいの店」オリンピック公園からすぐのところにあった。

まーでも宝石の類にはあんまり興味が無いのでワタシは買い物せず。父ともどもお茶サービスをご馳走になって休憩。

10:15頃ようやく万里の長城に向け出発♪

途中開発の進んだ北京を目にすることがあって、
右の写真はその中のマンションでもちょっと異例。
これはオリンピックの時に選手村として使われていた建物なんだそうで、
現在は分譲されて一般市民が生活しているんだとか。
とはいっても億ションといわれているし、現状は投資目的も多いらしいけど。

11時すぎ、高速を約一時間走って八達嶺に到着。


万里の長城


今回は「八達嶺長城」でロープウェイ見学をするというツアー。
土産物店が連なる駐車場をどんどん山まで突き進むとロープウェイの乗り口がある。
山のふもとの特に整備されてない空き地みたいな駐車場にバスを停めて乗り場まで少しだけ歩いた。

【トイレのハナシ】
ギュウさんが「長城の上のトイレは少ないし汚いだろうから、ここで行っておいたほうがいいかも」という。
特にしたくもなかった私も行くことにした。強風がものすごく寒かったし、結果としては行って正解だった。
いやー、しかしここのトイレ・・・大変だった。
行列ができていたんだけど、みんな中国人の観光客らしく割り込みなんかは当然のように起きる。
ムカっとする前に割り込まれないようにするしかないのよ。そしてこのトイレ、思い出してもおぞましいわぁ・・・。
中の個室が5個くらいあるんだけど、臭いと思いながら待っていたらどうやら「流してない」ようで。
そして水洗に紙を流しちゃダメな国なのでオープンなゴミ箱が置いてある。
そこには「使用済みティッシュ」やら「生理用品」やらが露出・・・これは臭いわけだ。閉口!
ほとんどの公共のトイレはこんなかんじ。昔の中国のボットン式の方がまだ良かったのではないかと思ってしまうわ。
中国人も都会の人と違って地方の人々はまだまだ西洋的な暮らしに馴染んでいないんだろうなー。

・・・と、ぐったりしつつトイレを出て、さていよいよロープウェー。

女性陣を待つ間、男性陣はお店で帽子やマフラーなどの防寒具を買っていたらしい。
上の写真は帽子を買った叔父♪山だからか、ものすごい強風なのでとっても寒い。
このくらいの帽子でもおかしくないくらいだった。
チケットは往復なので、往きは一枚だけちぎってもらって帰りの分は大切にしまっておく。
これが無いと戻りに乗れないらしい。そんなバカな。片道でどうやって戻ってこいというんだろう?


ロープウエーといっても実際はスキー場のゴンドラのようだ。6人乗り。約5分で山の上まで到着。

長いトンネルのスロープを下って見晴らしの良い側に出た。そこからまた少しなだらかにくだり入場門がある。

さあ、いよいよ長城だ!
と思ったもののなんだか感動が少ない。
えー、こんなとこなの?




今まで八達嶺のロープウェーじゃない方と、居庸関(きょようかん)という2か所の上り口に行ったことがある私にとっては、ここはあまり見晴らしがいいとは言えないスポットだった。迫力に欠けるというか。

この日の私はちょっと体調がすぐれなくって、腰痛が悪化していた。
なのでほとんど長城は登らず、もっと年配の叔父叔母が上までのぼっていくのをうらめしく見ていた。情けない!
階段ならなんとか行けたかもしれないんのに、長城ってスタートはたいていの場合が急斜面のスロープなのできついのだ。

情けない私はこーんな下で父を見上げておりました。上からはこんな眺望が広がっていたらしい。(父撮影)
尾根に長城が連なっているのがわかるかしらー。よく造ったもんだ。
そういやギュウさんが言っていた。
唯一「月から見える建造物」といわれる長城だけど、実際は長いってだけで細いので見えないでしょうね、って。
ワタシ子供心に「本当に?すごい!」なんて思ったものだった。科学の進歩とともに夢もなくなっていく。


あまりに寒いし腰も痛いのでみんなより一足早く集合場所のバスに戻ることにした。
12:30にはバスに戻ったので上には正味45分もいたかなぁ?

いやー、強風で岩山から砂埃が巻き上げられてのどがいがらっぽい。でも天気が良くて良かったよ。
12:50。みんな集合して出発。
途中、車窓から居庸関が見えた。やっぱりこっとの方が坂はきついけど見やすいかも。

さぁ、ようやくおひるごはん!お腹すいた!

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