2008年9月12日。仕事を終えて帯広空港から羽田へ向かう。初日は羽田エクセルホテル東急で前泊することにしていた。帯広を最終便で飛び、ホテルに着いたのはもう11時過ぎだった。明日はゆっくりの出発だ。

リムジンバスで羽田から成田空港へ向かう。羽田空港に隣接しているだけに早起きしなくてもいいので楽だった。
東京はいい天気。幸先の良いスタートである。成田空港までは約75分。
叔父夫婦とは成田で待ち合わせになっている。幸い渋滞もなくスムーズにバスは走った。

待ち合わせ時間よりかなり早くに到着したので余裕で叔父たちと会うことができ、そのまま航空会社のカウンターへ。
ブリティッシュ・エアウェイズのホームページでパスポートの登録までしておいたこともありチェックインはとてもスムーズにいった。これが本領を発揮するのは日本語が通じない海外でなのかもしれないけれど。


気の早い父はすでに両替まで済ませていたので特にやることも残っておらず出国審査に向かうことにした。

ここで1つ面倒なことが。テロ対策の液体やクリームをチャックつきビニール袋へ入れるってアレ。帯広出発の日にようやく荷物を詰めた私はそれをすっかり忘れていて、ハンドクリームや目薬やらを全部手荷物の化粧ポーチに入れていた。いかんいかん…。結局は叔母のビニール袋にお邪魔させていただいた。

でもね、アレの意味が今一つわからない。
ビニールに入れたものを手荷物検査でバッグなどとともにX線の検査をする。そのあとまた各人の手に持って機内に乗り込むのだ。それって・・・?液体などを機内に持ち込めるってことならなんのテロ防止なんだろう?(゚∀゚)?
まぁ、それはさておき。
ロンドンへの出発時刻は13:20。BA0008便はすでに駐機場にいた。子供じゃあるまいし飛行機の写真撮ってんだからかなりワクワクしているらしい私。
情報リンク
ブリティッシュ・エアウェイズ

乗って驚いたのが機体の古さ。ボーイング747だった。飛び立ってぐんぐん高度を上げていく時に自然とGがかかるでしょ?その時に自然とシートがすーっと倒れる。「ェ?」って感じ。最初こそ「あー、私の体重で倒れていくのね。恥ずかしい」と思ったけど、周りを見渡すとあたらこちらで傾斜している。


自分の前のテーブルが斜めになったりして、これはかなり古い機体なんだと思って納得。

ちなみにヘッドは左の写真のように3分の1がまくら代わりになる。これはまぁ良し。
ほぼ定刻で成田を出発して1時間半ほどで食事が出た。

あまり美味とは言えないなぁ。すでに15時近いので昼食ってわけでもない。
ギリシャ時間にすれば朝ご飯ってところか・・・。


映画を観るなどして過ごす。ロンドンまでの11時間半以上はやっぱりきついなぁ。映画も70本以上と謳っていたのは英語版だった。日本語の翻訳バージョンは4-5本。それも「カンフーパンダ」「スピード・レーサー」「アイアンマン」などどれも私の好みではなく・・・○| ̄|_ 
仕方がないので英語版で「SEX AND THE CITY」をみる。・・・がんばって時間を潰す。(`ー´〃)


約5時間たったところで軽食が出る。
トマトサンド。んー、今は夜、でもギリシャじゃ昼食・・・。もう考えるのをやめよう。


飛び立ってから9時間半に周囲の席からいいにおいが漂ってくる。「!」気づいちゃいましたぜ〜♪カップヌードルをアテンダントに頼んで母とわける。お腹なんかたいして空いてないような気もするけどなんかしょっぱい味を欲するのよね〜。

って夜中の11時!

またビデオを見て10時間たった頃。もうすぐロンドンってあたりでまた食事を食べる。
もうもう何食だかわかんないよ〜。トマトソースのパスタと果物、チョコケーキ。あとロンドンまで2時間。
ロンドンのヒースロー空港はターミナル5に到着BA専用のターミナルで、2008年の3月にオープンしたばかりだという。オープン当初の混乱から何万個ものバゲージ・クレームは歴史に残るものだそうだ。

そんな情報が耳に入ってきていたので、私の「転ばぬ先の杖調査」はかなり入念だった。ba.comで乗り換え方法を読んでいたので巨大なターミナルでも比較的スムーズに移動できたかも。
乗り換えはひたすらこの看板を目指して歩いた

ほんっとに巨大なターミナルで、着陸してから駐機場までが20分以上乗っていたかもしれない。
やっと地上に降り立って上の乗り換え看板を頼りに歩き続け
エスカレーターも何本乗ったかしらというくらい歩いてようやく乗継のコーナーに到着した。

フライト・コネクションセンター(乗り継ぎカウンター)に並びかけたけど親切な係員が寄らなくていいことを教えてくれる。私たちは成田でギリシャ行きの飛行機のチケットも貰っていたので寄らなくていいらしい。そのまま出国審査(といってもまったく時間はかからない)を済ませ、手荷物検査を受けた。ここでは自分で箱にすべてを入れる。バッグ・液体物(ビニールパック入り)・パスポート・フライトチケットのすべて。なんだかパスポートを手から離すのはちょっと不安もあり嫌な感じだ。そうそう、皮靴の人はここで靴も脱ぐ。スニーカーとサンダルの人はそのままOK。

さて、出発ターミナルもイマイチよくわからなくってまずは手荷物検査を出てすぐのベンチで息をつく。日本時間では深夜の1:30頃でみんな時差ボケも手伝って疲れている。私はちょっとテンション高く、携帯メールのブログ更新まず一発目にトライ。成功でやっと一息。
意外に乗り継ぎがスムーズだったので1時間半もある。搭乗ゲートを確認してもまだ表示されてもいないし・・・。と思っていたらまた親切な係員さんとが通りかかった。「どちらへ?」「アテネまでです」「じゃあ出発は下に降りていたらいいですよ」とほぼこんな会話でそこから見下ろしたところに広がるロビーを指さしてくれた。

なるほど下に行けばいいことがわかるとちょっと心に余裕ができてきて、飲み物でも飲みましょうかということになり「WAGAMAMA」という店に入る。読んだままたぶん日本語の「ワガママ」を店名にしたようなそのお店のメニューはなんとなく日本っぽいものがあった。
情報リンク
wagamamaホームページ
YAKISOBA 6.75ポンド
お腹も空いていないのになんとなく何か食べたくなって、ひとつの焼きそばを5人でシェア。ちょっとつまむ程度でやっぱりちょうど良かった。父と叔父はビール(4.65ポンド)を、女性陣はジュースにした。焼きそばを6.75ポンドってことは1,200円くらいで食べたことになる。まぁ、空港だからこんなもんか?高いけど納得の価格。味は悪くない。ソースじゃなくてしお焼きそばって感じかな。5人で2,500円くらいだったので、ひとり500円弱でした。

さて、そろそろかってことでPM8:30(ロンドン時間)にはロビーに行く。

アテネまではまたブリティッシュに乗る。
BA634が出発するのは20:55。もうすぐだ。「ちゃんと荷物を積替えてくれたかな」なんて話しつつワクワクで待っていた。

・・・遅い。

結局待ち合いで30分待ち、離陸したのは定刻のほぼ1時間遅れだった。

やはりブリティッシュ、やってくれるな〜
(; ̄ー ̄)=3フゥー

またまたすぐに食事が出る。一応食べる。(たべるんかい!)このイギリス→アテネの食事はちょっと美味しかった。機体はボーイング767。これもまた古い機体だ。古いっていうか、ボロボロっていうか・・・。
さーて寝るかと思ったら後ろの席の20代くらいの女性が席を倒させてくれない。それはもう「なにやってんの、私の陣地をおかさないでよ!」ってなくらいで、私は頭を小突かれた。なんだよっと思い振り返ったら手で「シッシッ」みたいな恰好をする。ふと見ればその女は2席に足を伸ばして座り、その足は私の隣に座る母の背中あたりに。母も背中に小突かれ。足の方なんか席倒れたって平気じゃん!と文句言いたくなったけど、結局争っても何なので(争う英語力ナシって話も)、後ろの空いてる席に移動した。逆に横になって行けたからいいんだけどさっ。(`ε´)ブー
そんなこんなで約4時間のフライトを終え、いよいよアテネに到着!