次の朝、朝食を食べにホテルを出た。なんでもホテルのカフェは今改装中だとかで、グランプラスを挟んではす向かいにあるレストランで食べて欲しいとのことだった。

「Le Roy d'Espagne」へ朝食に向かった。
途中、またまた記念撮影タイム。

市庁舎のてっぺんが気になった。
それれぞれのギルドハウスのてっぺんには、いわれとなった何かしらの像が装飾されているのだ。

ココには大天使ミカエル「saint Michel」がドラゴン(悪魔?)を倒した金ぴかの像が立っているのです。

そういえば、「saint Michel」ってミカエルと言うけれど、このスペルのままでフランスで「Mont Saint-Michel」はモン・サン・ミッシェルというよね。

ミカエルはヘヴライ語、ミハイルはロシア語、英語のマイケル(Michael)、フランス語のミシェル。どれも「天使」を指しているんだよね。


さぁ、レストランに向かおう。

グランプラスのギルドハウスの位置は下記の通り。これの「1」の位置にある建物の一階へ行く。


(※画像はWegwijs in Brusselからお借りしました)

ル・ロワ・デスパーニュ 「Le Roy d'Espagne」は1692年に建てられたギルドハウスの一階にある。
カフェになったのは1952年とのこと。昔はパン職人のギルドハウスだった(ギルド=同業組合)。
店内は暖炉が炊いてあってほの暗く、朝食というイメージではないけどネ。
パンにハムにチーズ、コーヒーにはゴディバのチョコ。さすがチョコレートの街♪美味しかったよ〜。


朝食を済ませてホテルに戻り8:20ころホテルをチェックアウトした。フロントの男性はとても親切に中央駅から南駅に行く方法を教えてくれた。彼の説明は英語だった。なんとか聞き取れたけど、間違ったら困るのでペンと紙を持ち出して「こういうこと?」と聞きながら。


なんでも、ブリュッセル南駅からパリまでのタリスのチケットを持っていれば、中央駅からも同区間の扱いになり、タダで乗ることが出来るという。

なのでホテルからプレメトロのブルス駅まで長い距離を歩いて、
かつプレメトロ代がかかるという方法をとらなくてもいいんだよってことだった。
おまけにほぼ絶え間なく中央駅から南駅には列車が走っていることと、
乗り遅れてもすぐ次があるし、プレメトロよりも速いんだってことを、彼は「ブーンッ!」と手振りを交えながら教えてくれる。

そのうち昨日毛布をくれた力仕事の従業員さんが出勤してきて、その会話に入ってきた。
そして彼も「ブーンッ!」と「すぐだぜ」って教えてくれる。なんていい人たちなんだ!

お礼を言って教えられたとおりに中央駅に向かった。

ホテルを出て右手の、昨日ギャルリー・サンチュベールに行ったコリンヌ通りを抜けて3分ほど歩くと中央駅に着く。

ここは前回ブルージュに行くために来たことがある。大きいけどわかりやすい駅だったっけ。
今回はチケット不要なので売り場を横目にそのままホームへ向かう。

8:35頃に中央駅をから出発。プレメトロで行かなかったのは正解だった。

さて、上手く南駅についたはいいけど、タリスは15分遅れでちょっとヤキモキした。おまけにいざタリス来てみると、私たちの席が無い。
どう見ても最後尾でこれ以上席が無いのに!と、チケットを手にオロオロしてカタコトの英語で乗客にたずねた。
うまく伝わらないもんだから、相手は私が「ここ私の席なんですけど」って言ってると勘違いしたみたい。

でもここで母がすごかった。ほぼ日本語で聞きまくってくれた!
そのおかげでね、ここから後部に車両が連結されるということが判明。良かったー。座って戻ることが出来たよ〜。

ブリュッセル南駅を9:40に出発で約2時間かかって、
11:30到着したパリはやっぱり雪だった。

ここから荷物を持ったままモンマルトルの丘を観光する。

まずは北駅から地下鉄M4でバルベス・ロシュシュアールで乗り換え、
M2で一駅アンヴェール駅で降りる。