北京散策~2日目の夕食と天安門夕景

19:30 本当は大碗茶酒家に行こうと思っていた。
宣武門のホテルを東に歩いていけば何分とかからないところにあるし、ガイドブックに載っていたからという理由だった。

店はすぐわかったものの、店員さんが「予約があるか」と言ったか「時間が未だだ」か、いずれにしても微笑みつつも「無理」ってことだけはわかった。ガイドブックにはそこで見られる演劇はともかく
食事に関しては要予約なんて書いてなかったし、時間も大丈夫なはずだった。

意気消沈しそうになったけどお腹が空いてる気持ちが勝ったのですぐに次を探した。東に向かって歩くと、その店のすぐ隣辺りにレストランがあった。19時だしぃ~ここでいいじゃん、と入ることにした。

19:30頃ようやく食事にありついた。炒飯とおかずと麺を二人で分けた。

ものすごく苦労したのが「卵のチャーハン」っていうか普通のヤツ、と伝えること。
筆談で「卵」と書いても女性の店員さんは「うーんとぉ」って困り顔。私のお得意の絵を描いた。鶏と卵の絵。すると彼女は「なんちゃらかんちゃら たんちゃー(もちろん中国語)」とちょっと微笑んでいる。そしてペンを取り書いてくれた。

「蛋」

・・・ん?たんちゃー?「蛋炒飯(たんちゃーはん)」?
そうなのでした。メニューを指差してくれました。「蛋炒飯」。

ああ、卵も蛋白質だっけか。やっと頼めて食べられたってわけ。
なんとこの炒飯めっちゃ安くて一皿6元。だいたい85円。
けっこう量があって、「小鉢 2」と書いて取り皿をもらってふたりで満腹。

そして牛肉麺(って名前じゃなかったかも)も薄味だけど美味しかった。有名店じゃなくても安くて美味しく食べられるなんていいわ~。トータルしてもひとりスプライトも合わせても300円未満。満足満足!

さて、レストランの前からタクシーに乗った。歩いてすぐと言っても行きはのんびり歩いてて良かったんだけどね。

タクシーを頼んだら、運ちゃんが「ここは一方通行なので周らなきゃならないよ」と言った。・・・っていうか何て言ってるかはなんとなくわかっただけで車が走り始めたらようやく納得。ホテルのほうに向かうことが出来ないところだったのだ。

でもそれがある意味ラッキーだった。タクシーはホテルとは反対方向に進む。

→ 徒歩 → タクシー

20時頃。天安門広場はライトアップの時間に入っていて薄暮時期にとてもキレイだった。

前門を左手に、前門東大街を左折して広場東側路へ。(一方通行なんだね)
広場東側路も左折で西長安街を西に向かう。おおっ天安門だ。天安門側から南の広場を見る。
夕闇が迫っているのにまだ肉眼で確認できるのだろうか、親子連れが何人も凧揚げをしていた。

思いがけずタクシーが一方通行だったおかげでまたひとつ思い出の景色が追加されることになった。

ホテルの部屋に着いたのが20:30頃。明日はいよいよ帰る日だ。またまた早寝する母子なのでした。