2002年5月稚内〜道北の旅


2002年5月3日金曜日
ゴールデンウィークにどこも行かないなんて〜とぼやいていたら、
突然稚内に行こうという事になった。
早速、宿泊場所をネットで探して予約した。
この日の朝は午前3時50分に起床。
まだ紫色の空。4時30分に出発!

上湧別チューリップ公園

とりあえずは父の運転で留辺蕊辺りまで。その後、私が運転して上湧別に到着。まだ7時30分くらい。上湧別はチューリップが有名。5月上旬から6月上旬にはチューリップフェアが開かれます。係員の人に「これから稚内まで行くのですが、どうしてもチューリップ公園が見たい」と言ったら快く入れてくれました。入場料が400円。まだ水やりをしている最中でした。



ここには7haの花畑に120品種、120万本のチューリップが咲いています。時期を少しずらしているのか、咲いてないところ終わったところが混ざっていました。係員さんの話では、あと一週間あとが最高の時だそうです。




開園時間午前8時から午後6時
入園料大人(高校生以上)400円
小人(小・中学生)200円
(2002年5月現在)

上湧別町観光協会
http://www.kamikan.org

海岸線に出た。
あとはひたすら海岸沿いに北上するのみ!
走る走る!天気も良くて海がきれい!
オホーツク海は波が穏やかなんです。






さて、ひと休み。マリーンアイランド岡島という道の駅で。
かなり北上してきました。オホーツク沿岸の枝幸(えさし)町です。



千畳岩

枝幸町の見所と言えるのではないかな?
溶岩流が固まって層になっているんです。

ちょっと見落としがちな入り口だし、
駐車場も小さいですけど、寄ってよかった!



またまたひた走り。
しばらく行くと風力発電の風車がありました。
この旅中北海道の海岸沿いには
こんな風車がたくさんあることを知りました。
その最初です。

北オホーツク道立自然公園クッチャロ湖


浜頓別のクッチャロ湖に立ち寄りました。
春だけど、まだ白鳥達が羽を休めてました。


ベニヤ原生花園

やっぱり北北海道の原生花園の
いい季節は7月くらいの夏でしょうね。
100種類以上の高山植物や湿生植物が
群生しているらしいんだけど、
このときは全く花は見られませんでした。


さるふつ公園

またまた道の駅で休憩。
いろんな施設があるらしいんだけど、
トイレのみの立ち寄りでした(^_^)

温泉やパークゴルフ場、サイクリングコースなどがあるそうです。

海・海・海!
帯広は内陸なので、海を見ることは普段無いわけです。
おまけに晴れてるし、青い海!うれしー!

エゾエンゴサクがたーっくさん咲いていた。

海岸線を走っていると法面がほんのり青いので、
車を停めて見てみると、この花でした。
とってもカワイイ澄んだ青でした。

宗谷岬

宗谷バスのバス停。思わず撮ってしまった。。。(^_^)
だって最北端なんだもん。。。

ま、何にしても当然「最北端づくし」だけど。

遠くサハリンを望んでみましたが、
肉眼でもうっすら。宗谷岬の駐車場です。





もちろん、最北端ラーメンでしょ。(^_^)v
といっても北海道人である私は、こういう観光地で出しているもので魚介類が美味しいのには会ったことが無い。大抵がハズレです。今回はちょっと調子に乗って頼んでみたのです。
初めての最北端記念で。

ま、感想は・・・ハズレですね。せっかく北海道まで来た道外の観光客を騙すのか?って感じ。タラバはカッコだけの脱皮蟹だし、それくらいなもんで、えびも入ってないし。ほんと、名物に美味いもの無し、ですよ。でもね、北海道の本当の魚介類は美味しいんですよ!(と、一応道外の方向けに叫んでおこう)


で、調子に乗っていた私が次に向かったのが「日本最北端到着証明書を買う」
レジで100円を渡して「証明書ください」というと上のような紙に日付と時間をスタンプしてくれました。

で、もちろん最北端の塔を撮ります。(^_^)
すばらしくいい天気でした。



想像以上に寂しい土産物店。夏はもっと混むのかなぁ?
でも、それよりお店内の品揃えがとても少ないと思う。
品物はあるにはあるけれど、全部北海道のどこの観光地でも買えるような物に「宗谷岬」というシールを貼ってあるだけで・・・。
稚内と言えば!というものは無くてつまんなかったなぁ。
友達へのお土産も困りました...

稚内港

利尻島へのフェリーが出ています。
ポツン・・・とあった感じ。(^_^)

稚内駅

なんだか、最果てまで来たって感じです。
なんと言っても宗谷本線の線路はここが終着。



稚内港北防波堤ドーム

全長427メートルもある防波堤ドーム。この上は遊歩道になっていました。
上のフェリー乗り場のすぐそばにありました。

稚内公園

左の写真は稚内公園にある「氷雪の門」という塔。ここには「九人の乙女の碑」という石碑もありました。樺太真岡郵便局の女性電話交換手たちの慰霊碑だそうです。

終戦直後の昭和20年(1945年)8月20日にソ連軍による樺太の真岡侵攻の最中、勤務する真岡郵便局の交換台を最後まで守った女性たちがいたそうです。日本軍は北海道へ引き上げていましたが、昔の電話は交換手がいないと、接続することができず、状況が通じなくなるという理由もあったらしいのですが、そのためにも交換手として最後まで残り、最後には自ら命を絶ったそうです。

最後の交信の言葉は「みなさん、これが最後です。さようなら さようなら」
私はこの公園に立つまで、この話を知らなかったのです。
寂しく、さびれた漁業の街、そんな感想しか持っていなかったんですが、外国と海を挟んでたった40数キロで隣接している町には深く哀しい歴史も併せ持ち、知らないでいるということは恥ずかしいことだな、と思いました。

さて、気分一新!ノシャップ岬です。
根室の方に納沙布岬というところがありますね。
ちょっと混ざっちゃうなまえです。
北海道の地名はアイヌ語からとったものが
多いので、似ているのがかなりあります。

ところで、ここで食べたソフトクリームは美味しかったですよ。



海岸線に出ると、利尻島を望めました。思わず望遠レンズを出して撮影。でも、三脚が無いので苦労しました。
稚内辺りからずっとヤツラは道端にいた。
まただ・・・。こんどは蛙になってる...。
猿だ・・・・。
オイオイ・・・・ドラえもんかよ・・・

これは漁業の町ならでは。漁に使う「浮き玉」をペイントしているのです。見慣れてくると可愛いヤツラで、居なくなってからの道が寂しくなったほど・・・。

ポンピラ温泉

道北の真ん中あたりに中川町という街があります。
そこに「ポンピラ温泉」があり、私は行く前から温泉大好きということで調べてありました。
名前からさびれた温泉を想像していた私は驚きました。中川町という町が以外に大きなまちだったことと、左の写真のようにとってもりっぱな温泉だったのです!
宿泊施設やプールなども完備していました。
ぽんぴらデータ

施設の名前「ポンピラ アクア リズイング」
中川郡中川町字中川  電話01656-7-2400 塩化物強塩泉
日帰り入浴料/大人400円・子供200円
午前10時から午後9時まで

お湯は少し熱め。休憩室もあるし、清潔で気持ちいい。シャンプー・ボディソープ有り。

音威子府村住民保養センター
天塩川温泉


ぐるっと稚内を周った一日もそろそろ終わり、宿泊です。中川町からさらに30分ほど走ると音威子府(おといねっぷ)村があります。約17キロメートル四方の中に人口1240人。
北海道で一番小さな村だそうです。

やっと一日が終わった!到着は6時すぎ。
まず最初に感じたのはフロントの人を始め、従業員の人たちが、とても感じ良かったことです。出発前、ネットで調べて電話予約する時も、ここへたどり着くのに携帯電話で道を尋ねたときもとっても感じいい対応でした。いいぞー高得点!
天塩川温泉データ

施設の名前「音威子府村住民保養センター 天塩川温泉」

中川郡音威子府村字咲来919 電話 01656-5-3330
含硫黄-ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉
日帰り入浴料/大人200円・子供100円
午前9時から午後8時30分まで

やっぱりお湯は少し熱め。シャンプー類は無し。露店風呂有り。食事けっこう旨し。(^_^)

まずは食事に行きまして・・・これがさぁ!期待を嬉しいくらい裏切ってくれた!
意外にも(といったら失礼だけど)美味しかったのです。
海に面してないし山の中だし、何しろ宿泊は1泊2食つきで5,000円と格安だったし、期待できないだろうなって。でも、泊まれて温泉があればいいかってあきらめていた感じもあったんだけど、海の幸、山の幸ともに美味しく調理してあって(ここがミソ)感激!期待しすぎって良くないよなぁ・・・(*^_^*)

温泉もちょっと熱かったけど良かったし、満足満足の就寝時間を迎えたのでした。
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