2002年前期
釉薬の失敗/最近、釉薬の段階で気に入らないものが多い。自分で言うのもなんだけど、それだけ成型はだいぶできるようになってきたんだろうと思う。
釉薬はまだまだ奥が深く、上の青竹という釉薬などは、釉薬が焼成中にフツフツしているものが温度が下がり気味のときにもまだフツフツしていて、冷める段階でも・・・で、固まってしまったということ(先生談)
そして、上の白伊羅保の場合は厚くかかりすぎた場合こういう現象になる場合があるらしい。”釉薬切れ”と先生はおっしゃっていた。いずれにしても、焼成の段階は全く先生まかせ。少し勉強しなくてはいけないなと思う。
どんな釉薬にどんな特性があるのか知らないとうまくいかないってこともあるのかもしれない。というわけで、成型が出来るようになった今、釉薬を知ろう、ということで、湯呑を10個作った。そして、使ったことの無い釉薬を掛けてみた。湯呑は全部高さ7センチくらい、信楽の赤土を使用。酸化焼成
01 青竹湯呑2個(失敗)
h7/信楽赤土/青竹釉
最悪の失敗作。釉薬が弾けた跡がガサガサに残っています。湯呑なので、不快だから失敗作です。(T_T)再度焼成したけれど、状態変わらず。
02 白伊羅保湯呑2個(失敗)
h6/信楽赤土/白伊羅保釉
これも失敗。一度焼きあがってから、透明釉薬を掛け再度焼いたけどほとんど変化なし。
03 黄瀬戸スープ皿セット
スープ皿セット/信楽赤土/黄瀬戸釉/酸化焼成
友達にプレゼント。もっとスープがなんでも似合う色にしたかったなぁ。
メモ/黄瀬戸釉は霧吹き(葉書1枚分)
04 ふろふき大根が似合う皿
ふろふき大根が似合う皿/信楽赤土/鉄赤釉/酸化焼成
友達のリクエストでふろふき大根が似合う皿というものを作ったつもり(*^_^*)まぁ、似合うんじゃないかなって思う。
05 一号べっ甲
一号べっ甲釉
メモ/流れるので半分くらい水につけてから。
06 一号瑠璃
一号瑠璃釉
07 油滴天目
油滴天目釉
濃すぎたのか、底の釉薬が縮み、へんちくりんになった。失敗作
08 紅志野釉
紅志野釉
本当は還元焼成。それだともっとキレイな薄桃色になるらしい。
09 乳萩青緑窯変釉
乳萩青緑窯変釉
メモ/流れるので半分くらい水につけてから。
10 元禄釉
元禄釉
11 バナナ黄色釉
バナナ黄色釉
12 五号深青緑釉
五号深青緑釉
メモ/薄めに、なので霧吹き
13 ガラストルコ釉
ガラストルコ釉
メモ/流れるので半分くらい水につけてから。
14 緑流伊羅保釉
緑流伊羅保釉
メモ/薄めに、なので霧吹き
15 海のような花瓶
「海」/信楽赤土/ルリマット釉・酸化焼成/h15 w12
「海」というイメージで作りたかった夏花瓶。穴は波の泡を、表面に線をつけて揺らぎを表したつもり(^_^)ほとんどうまくいったんです。ただ、釉薬の焼成結果が悪く、ブチブチと気泡のようなものが出来てしまった...
16 織部丸小皿3枚
小皿3枚組/信楽赤土/織部釉・酸化焼成/w11
土が少しだけあまって、さて何を作ろう、と思ったときに「あ、小皿が欲しい。」そんな単純な考えで作りました。板作りで切り取りはフリーハンド。少々厚くなってしまったけど、織部の色は良く出ていると思う。