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オーストラリア政府観光局 成田から7時間のフライトでシドニーへ 時差 シドニー…プラス1時間
    アデレード…プラス30分

恐るべし南半球!
1991年10月に一週間の休暇でシドニーに向けて飛び立った。10月といえば北海道では晩秋と呼ばれる季節。出発時の服装はショートパンツこそはいていたけど、Tシャツも羽織るものも全部長袖。そしてとどめにストッキングまで履くという完璧な寒さ対策の秋の格好。
日本から遠く離れた南半球のシドニーは逆に冬が終わったばかりの春で、まだ寒いだろうとたかをくくっていたのだ・・・。ついにシドニー到着…「え?…エエッッ!!??」その日の気温は何と32度!着いてすぐにホテルにも行かず案内された市内観光で、まず訪れたのがボンダイビーチだった。最初は必死に耐えていたさ。したたる汗をぬぐいつつ、車に戻ってクーラーが効いていてはホッ…。観光どころじゃない。もう普段から暑がりなわたしの我慢はもう限界に来ていた。
私は後部座席に身を沈めると隣の友人を巻き込み、ドライバー(けっこう素敵な日本人男性)に見られないようについにストッキングを脱ぐ作戦に出たのだ。自分の着替え技たるや、誰かに披露したいと思うほどのものだ。季節はちゃんと調べていったのに…突然の猛暑なんて…恐るべし!南半球!

アデレードで
シドニーで3日間過ごしたあとフリーの日を利用して私の姉が住んでいたアデレードに会いに行った。航空券は取ってもらっていたけど英語が達者ではない私たちは、初めて異国で国内線に乗るということで緊張しまくり。
おまけにアデレード空港についてみると姉が居ない。ウソでしょ??? と焦ってきょろきょろしていると…代りに来てくれたのがお友達のオージーのママとその息子だった。迎えにこられなかった姉が出ていたバレーボール大会の会場まで空港から言葉の通じない私たちを案内してくれた時の、彼らの緊張は後で聞いて知ったけど、もうたぶんそれ以上に私たちは心臓が口から出そうなほどの緊張していたさ。車内で話し掛けられてもパニック状態で…。その反動もあったのか、体育館に着いて姉の顔を見たとたんベラベラと喋りだした私。情けなーい!
バレーボール会場でやっていたバーベキュー。解放感から、本当は一人あたり1個のハンバーガーを2個も食べてしまった。(笑)やっぱり英語…必要だな…。

動物王国
カンガルーアイランドにて

アデレードはシドニーから飛行機で1時間40分の町。周辺にはワインで有名なバロッサ・バレー(オーストラリアワインの約65%をここのワインが占めている)や、ドイツ風の街並みがあるハーンドルフという町がある。そしてアデレードからセスナで30分飛んだ沖に浮かぶカンガルーアイランドで生まれてはじめてこんなに間近に(写真)アザラシを見た。もちろん野生。監視員の人々が、これ以上近づいてはいけないというところまで私たちを連れて行ってくれた。ドキドキ感と同時に、私たちが「彼らの生活圏にお邪魔している」という感じ。
コアラ注意!!アデレードにあるクリーランド自然保護区に向かう道でこんな標識を見かけた。
オーストラリアだ!って感じ(?)
ボクサーカンガルー
クリーランド自然保護区ではいろんな動物にふれあえる。このときばかりは「ふれあい」では無かった。(笑)餌を持って歩いていくと寝ていたカンガルーがそこらここらでむくっむくっと起き上がり…ぴょんぴょん…ぴょん、ぴょん…う、うわぁぁ助けてくれー!!彼らをキラーカンガルーと呼ぶオージーもいるらしいのですが、なぜかというとパンチがすごい。もうしまいには私たちの顔から笑みは消えていくありさま。餌がなくなってからも彼らの執拗な攻撃は続いた。あんなにかわいい顔をして…!とにかく、ここの自然保護区は広大ですから朝早くから動くようにしよう。私はラッキーなことに夜行性のウォンバットがちょうど眠りから覚めたときでバッチリ目を開けていた。ラッキー!


バロッサバレーとハーンドルフ
行ってみたいと思ったら、アデレードからのバスツアーをお勧め。ま、ワタシは姉にとってもらったんだけど(^_^)ワイナリーの見学や試飲がついているランチ込みで、だいたいA$26。オーストラリアワインの65%を生産する国内最大のワインの里なのだ。1839年にドイツからルーテル派の人々が宗教的自由を求めてこの地に定住したのが始まりで、約40以上ものワイナリーが現在あるらしい。ハーンドルフもそんな人々が入植した町だ。ドイツ風の街並みがかわいらしく1300人くらいしか人口もない小さな街なので中心は歩いて見てまわれる。ここでオススメなのが「ヨロ」という食べ物。インドのナンのような、クレープのような皮で羊の肉を巻いてある。羊の肉が苦手な私の友人も食べられたのでけっこう臭くないんじゃないかな。一度チャレンジしてみて。ちなみにワタシは生粋の北海道人(友達もだけど)なので、羊の肉は全く問題なし。このヨロはテイクアウトも可能なお店があった。

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