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3日目。昨日と同じ朝食を食べた。んー、でも昨日より果物とかもたくさん出ているし、ちょっと要領を得ているせいかゆっくりたくさん(またたくさん?!)食べることができた。
8時にホテルを出発した。
(ホテル建物の正面玄関⇒)
今日はマレーシアのジョホールバル観光。当然国境を越えるのでパスポートを用意しなくちゃね。このクイーンズアットロイヤルホテルは今日でもうチェックアウトだ。

(←ホテル前の通り。Queens ST)
今夜はセントーサ島に泊まることになる。今回はフリータイムが無かったので有効活用できなかったけど、このホテルはほんと立地条件バッチリだった。ビジネスホテル並み(旅行会社のホテルランクは下から2番目)の環境だったし、申しぶんなくまた利用しても良いと思えるホテルだった。
ここから国境まではバスで1時間半くらい北に向けて走ることになる。ラッシュアワーなのか、たくさんの車が走ってる。さすがに大都市なんだ、と実感。なんでもマレーシアから出稼ぎに来る人がとても多いらしい。対向車線の方が混んでいるかもしれない。
景色がどんどん変わってジャングルのようになっていくとそろそろマレーシアへの国境が近づく。国境越えは思いのほかめんどくさかった。まずは巨大な建物にバスで乗りつける。イミグレーションだ。バス停留所で全員が荷物を持って降りる。グワーッと長いエスカレーターで3階くらいの高さまで(2階かも)のフロアに上がるとパスポートと荷物チェックがある。
このイミグレーションは年々厳しくなっているという話をバスの中でメイチャンに聞かされていた。出稼ぎなどで密入国したり、認められない量の荷物を売るために入国したりということがあるためだそうで、ツアー客においても必要以上のタバコは持ち込み禁止で、この時でそれは1箱までだった。カートンなんかで持ち込んだら没収どころかマレーシアには入れてもらえないそうだ。ツアーの場合、ガイドがともに入る観光客のリストを提出して、審査されてから全員がカルガモの親子並みにズラズラと行列して入ることになっている。私たちもメイチャンが審査されるのを待ってからズラズラと続いてパスポートチェックを通った。
写真: 左・中・右) 国境のイミグレーション(建物内部は撮影禁止だ) 

写真: 左) シンガポールのラッシュ 中) ジョホール水道を渡る 右) 橋を渡りきったところ

この立派な建物からバスに乗って川のようなところを長い橋(橋だと思っているんだけど、埋め立て道路だという話も。上に乗っちゃうとわかんないんですけどー)で渡る。これがジョホール水道だ。広い川のようだけどここは川じゃなくて海なんだよね。ジョホール海峡とも呼ぶ。地図を見ると一目で昔は地続きだっただろうってわかる。
ここの橋を渡るとき水色の筒2本が橋と並行して走っているのが見える。これは水道水を通すもので、マレーシアからシンガポールは飲料水を買っていたんだって。海ばかりで飲料に適した水を浄水する施設がなかったからだとか。でも、現在は浄水施設ができたためにもう水道水を買わなくても良くなった、とガイドのメイチャンが言っていた。北海道の山脈の伏流水に恵まれた場所に住む私にとっては、なんだか想像もつかない。飲み水を買わなきゃいけないなんてね…。

さて、めんどくさいのがもうひとつのイミグレーションがあること。次はマレーシアのものだって。国境にひとつじゃないのね?ここでもバスから全部の荷物を持って降りて建物内に入る。こちらはさっきのシンガポールのとはまったく違う雰囲気。お金もかかって無いし、建物も古い。そこを通り抜けちょっと長い廊下を行くと売店があってひとりのマレーシアの民族衣装を着た女性が「トイレはこっちですよー」と流暢な日本語で案内してくれる。トイレには行かずバスに乗り込むと最後にその女性も乗り込んできた。・・・マレーシアのガイドさん、ジャッキーさんだった。
ここからマレーシアの間はシンガポールのガイドであるメイチャンは案内できない。半日間はジャッキーの案内で観光することになる。ジャッキーはペラペラと日本語でギャグを言うなかなか面白い女性だ。
写真はそのイミグレーションを出るときの看板「ようこそマレーシアへ」と書いてある。この入り口で10時になっていた。

マレーシア人のほとんどがイスラム教ということで、一番に案内されたのがこのアブバカール・モスクだ。トルコで数多くのモスクを見てきたのでこのモスクが「マレーシアで一番美しいモスクである」と紹介されてもちょっとしっくりこなかった。マレーシアでね、と心の中で思ってしまった。
確かにベトナムで見たコロニアル様式のような建築物としては白い壁も青い屋根も美しいけど、まったくもってイスラム建築とはかけ離れているような気がする。おまけに中を見学することもできないし、外からの写真撮影だけってオイ・・・。
さらにうんざりしたのが日本人観光客が多いからかコピーのロレックスなどの時計を売りにくる売り子たちがうるさい。無視してもついてくるから「要らない」ときつく言ってしまったー。気分悪ー。まぁ、でも彼らにとっては日常茶飯事だろうしそんなに気にすることも無いかなー。
ジョホールバルはとても狭いので、マレーシアに入ってから15分くらいでこのモスクに到着した。
そして説明を受けて写真を撮って所要時間はだいたい10分くらいだった。

売り子を避けてそそくさとバスに乗り込む。なんだか雲行きが怪しい。青空ならたぶんこのモスクの白い壁ももっと美しかったのかもしれない。

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