スペイン2006年3月スペインポルトガル旅行
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11:00少し前、次の超有名観光地は世界遺産のグエル公園。ここはもともとグエル伯爵が考えたといわれる分譲住宅地・・・というか庭園の中に何棟も住宅を配するというものだった。それをガウディが依頼されて設計したもの。でも何棟かの建物と公園を造って買い手がつかないままに未完。それもそのうちの1棟はガウディ自身が購入したとか。1922年からはバルセロナ市の管理化に置かれて公園としていく中で整備されていったらしい。緑が豊富なこの公園は料金は無料。
【写真左】緑豊かな公園内。観光はここをかなり歩くので疲れない靴のほうがいい。
      階段も石造りだったりするのですべることもある。
【写真中】この公園の中で最初の頃建設された建物はガウディの自宅だった。
      今ではガゥディ博物館となって公開されている。 >>ガウディ博物館WEB
【写真右】この丸い石は直径60〜70cmくらいかな。キリスト教の数珠の玉をモチーフにしたとか。
丘の形を有効利用しながら住宅地を造ろうとしたガウディ。右側の建物の上にある破砕したタイルを貼ったベンチはもう見ているだけで楽しい。観光客がひっきりなしに訪れるのでワチャワチャした感じはあるけど、じっくりのんびり座っていたくなるようなところ。とにかくカラフルで楽しい。


ベンチの向こうに見えるのはこの公園に7つある入り口の中のひとつに建っている現在の管理事務所。
このデザインもかわいいよね〜。お菓子の家みたい。このデザインはガウディのものではないんだとか。ジョゼップ・マリア・ジュジョールというガウディが最も信頼したといわれる弟子の作品で、曲線を描くこのベンチは合作と言われている。


これも有名なデザインだ。公園内にはこうやって丘の形をうまく利用するために切り土や盛り土をしない工夫がされている。段差を解消した部分をやしの木のようなデザインにしようって考えがいいよねぇ。それもまちまちにナナメだったりする。それはたぶんちゃんと力の分散とか考えてあるんだろうけど不安定な感じさえする。

添乗員M氏によれば、ガウディは「自然界に直線は存在しない」という観点から建築設計をした公園を造ったのだそうだ。…確かに。確かにそうだよねぇ。だから植物などにもしっくり馴染むんだぁ、と納得。観光客のみならず、地元の幼稚園生や小学生くらいの子たちの団体を見かけた。社会科見学のようなものか?子供の頃からこういうデザインに触れるとは、なんとも贅沢だ。…なんて日本にも良いデザインがあることをつい忘れてしまうのだけど。

上から眺めた入り口。さっき言った管理事務所の反対側は門番小屋これもまるでお菓子の家のようだ。
いやぁ、それにしても観光客がわんさか!これは11:30頃の様子。写真の○の中にちらりと見えるのがあまりにも有名なトカゲの像。水を吐いてる。ここはもう写真スポットなのでひどい混雑。ここでまた都市伝説が…トカゲを撫でれば幸せになるんですと。
もういいだろう、その手のことはさ。ローマのトレビの泉とかもでしょ?これがまたこういうことって好きな人が多い。私もむかしはやったもんだけど( ´艸`)ムププ
とにかくね、近づけない。この都市伝説の「撫でる」のくだりを削除してもらえないかしら。触らなきゃならないもんだからみんなトカゲに近づく。全体像もへったくれもなく。ましてや団体旅行で来ちゃったもんだから、自分達と同じバスの人はおろか、だいたい同じ行程で移動している日本人観光客が重なってもううんざりさ。お願いだから一瞬どいてくれ〜!

写真タイムを待ちバスに戻ることに。戻る道すがらとても香りの良い花をパチリ。かわいいの。沈丁花のような花。なんなんだろう?
さて、グエル公園を見たのは1時間ほど。時間は12:00になろうとしていた。ん?そろそろお腹がすいてきた。今日のお昼はなんだっけ。それにしても私の腹時計って時差に関係ないのかなぁ。
>> グエル公園で撮った写真はもうちょいとあります

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