スペイン2006年3月スペインポルトガル旅行
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あいにくの曇り空のバルセロナ。空港を出てタクシー乗り場横のバスへと向かう。これが10日間お世話になるバスだ。ドライバーはクリストォーバルさん。若い(若く見える?)男性だ。ポルトガルまでずーっと運転してくれるらしい。しかしトルコのスルードライバーさんもそうだったけど、彼らはどのくらい給料もらえるんだろう。30代男性ではどのくらいの所得層に位置しているんだろうか?何千キロも10日間ぶっ通し、身体が資本な仕事だ。
9:00AM バスは出発した。このままホテルには入らない。バルセロナ観光に向かうのだ。私は意外にも元気。さっきの飛行機で眠ったからだろうか。日本とは当然違う景色を眺める楽しみ感のせいかもしれないね。

バスの中には寒暖計の表示が時計ともに出ていた。気温は12℃。どおりで寒いわけだ。北海道とほぼ変わらない。バルセロナはカタルーニャ州の州都でマドリードにつぐスペインの大都市なのだ。人口は約160万人で近郊まで含めると約300万人も住むとか。言語が4つ使われているとかで、カスティージャ語、カタルニア語、ガリシア語、バスク語というけど、結局ひっくるめてスペイン語としかワタシにはわからない。ま、スペイン語もわかんないけどね。(^^)
聖家族教会(サグラダ・ファミリア) バスの車窓にはアパートの連なりが見えていた。ふと目を眠りこける隣の席の母に向けて戻したときデカイ建造物が目に入った。一瞬それだとは思わなかった。周囲があまりにも想像とかけ離れていて、街の真ん中の背の低い建物群の中に突然出現したような気がしたから。もっと教会の前には広場があって人々が憩う・・・みたいなイメージがあった。母を揺り起こした。母も唐突に登場した世界遺産にビックリしていた。
バスはぐるりと回り建物でいう裏側に回った。あまりに有名なガウディのデザインを正面とするならば、だ。裏にバスを停めて降りた。チケット売り場があってゲートのような場所をゾロゾロと入場。個人で行っていれば詳しい買い方とかわかったんだけど何しろ団体旅行は流れに乗らなければ。
【個人=8ユーロ、20人以上の団体は5ユーロ 2006年4月現在】
この教会には3つのファサードがあるとガイドブックには書いてある。調べるとファサードとは「正面」ということらしく、どこも裏側というわけではないようだ。「苦悩の門」はアントニ・ガウディ(ガウディの出身地のカタルーニャ語ではアントニオとは言わないそうです)とは違う人物の設計でなんとなくおおざっぱな印象を与えるシンプルなつくり。
中心部にはキリストの一生が表されていて一番てっぺんには「天国への扉」が表現されているということだった。そうだね、ここも「裏」ではない。

中に入りまずは説明を受けながら「生誕の門」に向かって進む。なかではもちろんまだ作業中。ワタシが高校生のころには200年後に完成するかもしれないと言われていたこの教会も最近の見解では2026年に完成する(のではないか)と言われているとか。だとするとあと20年で完成。まだワタシは生きているだろうから、作りかけのを見られて良かったということになる。完成したらまた見に来よう。
作業現場にこんないたずらがあった。もちろん柵の中だから作業員のものだけど。恐竜をアルミ箔て作ったり、マンガが書いてあったり。(鳥山明さんの絵に似ているような気も…)ここでいつ終わるともわからない作業を日がな一日続けていたらこんな息抜きもしたくなるかもね。
外へ出た。ここが東側正面「生誕の門」。あまりにも有名なデザインの玄関だ。じっくり見ると動物だったり人だったり、たくさんの像が彫られている。「圧巻」という言葉しか思いつかないくらい。
何人かのひとがフリータイムにエレベーターで上まで行ってみることになった。ウチの父もお友達とともに。歩いても登れるらしいけど65mはちょっとキツそう。並ぶ列は青いテープに満たないのでまだ時間が早くて少ないほうだったのだろう。エレベーターは別料金で2ユーロ。戻りは狭い螺旋階段を自力だというので、体力に自信が無い私はやめた。でも上の展望台からの眺めは素晴らしいらしい。父が言うには戻りの階段は石造りだし狭いし、外が見晴らせるわけじゃないということでした。
私は母とそのお友達と中をじっくり見学することに。そのあとのおみやげ物店も行きたかったし、また受難の門へと戻ることにした。樹木を模した柱がとても印象的。しかしよくもここまで…と感動しきり。

いろいろなパーツが型で抜かれている。そしてモザイクを貼り付けられて放置されている。↑この写真などは今まさに塗り作られている最中のようだ。ふと思い出したのが学校祭で作った山車だ。規模が小さすぎる話だけど。
生誕の門側(正面前広場)
生誕の門を中に入った内側。最も古い箇所だ。


できあがったパーツが雑然と乾燥するために(?)並べてある。なんだかとてもチャチに見える。これが巨大なこの建物の屋根のあたりに付けられたとしても下から肉眼では見えないだろうことは間違いないだろう。それでもこだわって付けるというのだから…うーん。凝り性だなぁ( ´艸`)ムププ

さて、私たちはけっこうじっくりと見学してお土産店に行った。なんかこうデザインのカワイイものばかり。色づかいもビビットなものが多くて、あれやこれやと悩んでしまった。
ふと気づくと集合時間にあと5分くらい。ダッシュで教会内部を移動して正面へとまた戻った。早歩きで5分くらいもかからないけど、何しろ工事中だし観光客は多いわでちょっと焦っちゃった。
出口は生誕の門の向かって左手。お土産店(裏と表にある)を通りゲートをくぐり外に出る。ここから出たらもう入ることは出来ない。
あとで聞いた話では、この教会の地下にガウディがデザインを手がけた聖堂があって、ガウディはそこに今も眠っているんだって。だけどそこは見学することはできないんだって。自分が遺した大きな遺産に眠るってとても羨ましいことな気もする。
ガウディの晩年はスポンサーだったグエル伯爵の没後は資金面でも困窮して作業場に住み込むようになっていて、ある日乞食のようにみすぼらしい姿で電車にはねられて亡くなるというとても淋しいものだったとか。
現在は私たちのような観光客が見学するときに支払う入場料などによって建築が進められているんだって。そうなら少しだけ偉業に貢献したような気さえする。
この写真は見学を終えてバスに乗ってから撮影。だから「写りこみ」しているでしょ。残念ながら。で、2枚の写真を撮ってパノラマ合成しました。
それにしてもあまりにあっという間に目の前に現れて、あっという間に見学が終わった気がする。とても物足りないなぁ。また来よう。今度はちょっと離れた場所からじっくり眺めてみたい。あまりにも近すぎて全体像をつかめない。そのくらい巨大な建築物なのだ。
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