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7:15 ディンラー・ホテルを出発。いよいよ、最後の一日が始まった。らくだの谷を通り過ぎた頃、どんより曇った空から雪が降り始めて、それはどんどんひどくなっていった。当然この時期のカッパドキアでは雪が降っても不思議ではなく、昨日まで雪に出会わず過ごせたのはラッキーだったのだ。





あたりはだんだんと霞んでいって、遠くの景色は見晴らせなくなっていた。途中、キャラバンサライがレストランになっているところに寄ろうかと思ったけど、まだ従業員が出てきてなくて中を見せてもらうことが出来なかった。きれいに修復されたこのレストランでは、メブラーナダンスを見ることが出来るということだった。

路傍になにやらボコボコと石が積まれているのが見えた。なんなんだろう。結局わからなかった。もしかして、これからここを畑か何かに整地するのに石を拾い集めたのかなぁ…?ちょっと不思議な景色が続きました。
8:20頃カイセリの町に着き、20分後には空港に着いた。ここからイスタンブールまで空路を移動する。ジンギスとはここでお別れだ。空港前に車を停めてナミダナミダのお別れをした。写真をとりまくり、いつかまた会えるといいね、いや会えるだろう、とハグした。一期一会というけど本当に縁あってこんないい人がドライバーで嬉しかったなぁ、と思った。

空港は比較的新しく感じた。空港の入り口がすでに手荷物検査場となっていて、私たちは順次検査をくぐり中に入った。小さい空港なのだ。さて、中に入って9:25発のイスタンブール行きのトルコ航空国内線を待つ。その間あまりにヒマなのでチケットの写真を撮っていた。恥ずかしいかなぁと思いながらもチケットだけを見つめていたので気づかなかったのだ・・・帰国して写真を見て驚いた。向こうの男性陣、みんなカメラ目線じゃないか!恥ずかしい!「なにやってんだ?あの日本人」って見てたんだろうなぁ。

さて、出発時刻の25分。まだ地上を歩いていました。(^_^)ここでは、かなりローカルなので、荷物はガラガラと建物の外に並べられています。(左の写真の右端、人々の集まっているところ)ここで注意したいのは、空港のチェックインで預けた後、ここに並べられているんですが、必ず自分の荷物があることを確認すること。団体旅行なら添乗員さんとかがやってくれるのかな?でもやっぱり自己責任ですからね〜。

飛行機に乗るとサンドイッチと飲み物が出た。とくにこれといって素晴らしいものではないけど、やはりパンが美味しい。こんな機内食でパンがウマイなんて。さすがにトルコ。たった1時間半の国内線なのに機内食。朝食はしっかり食べたくせに結局食べてしまったのは言うまでも無いだろね〜。

11時。イスタンブールに着陸。そこから国際線のターミナルにまず移動して手荷物預かり所に荷物を預けた。
(下の写真)これが手荷物預かり所。実はジャンさんがやってくれたので私は手続きをしていないのだ…。後学のために見ておけば良かったなぁ。そして父が両替をするというのですぐ近くにあった銀行へ二人で行った。ん〜ここも一緒にくっついていけばよかった。まぁ、他の国の銀行と変わらないだろうけどね。




11:40頃タクシーに乗ってイスタンブール市内に出ることにした。空港から20分くらいでエミノニュ桟橋のシーバス乗り場「カドゥキョイ」でタクシーを降りる。1800万TLだった。(約1800円くらい)辺りには工事中の泥とピスタチオナッツの殻が散らばっていてあまりキレイな足元とは言えない。

ガラタ橋近くの地下道を通って大きな通りを渡る。電車通りである。かなり交通量が多いのでこの地下道は便利だ。中には小さな商店街のようになってたくさんの人々が行き交っていた。地下道をくぐるのはさっさと歩けば5分もかからない。(↓ものめずらしくキョロキョロする父なのだ)



広場に出た。イェニ・ジャミィというモスクがあるので手足を清めると思われる人がいる。そして、エジプシャンバザール。ジャンさんがここのレストランで食事をしましょう、ということだった。気づけばもうお昼ご飯だ。エジプシャンバザールの入り口に向かって左上の窓の辺りがそのレストランだ。(←の写真)

入り口を入ったらすぐに(本当にすぐに)左手。小さな入り口がある。ここが目指すレストランだ。中に入ると場違いなんじゃないかと思うほど素晴らしいタイル装飾。ジャンさんいわく、奥さんと記念日に来たいレストランらしい。確かに素敵だ。ゴルバチョフ、イギリス女王、スペイン王女など、壁には国賓級の人々が写真に収められている。ドーム状になった天井の美しい模様や古くからのタイルなどゆったりとした歴史が感じれるレストランです。そんな店に私たちはいたってカジュアルな服装で来てしまった。周りの人もけっこうラフな服装の欧米人だったからちょつと安心したけど、たぶん夜だったらもうちょい小奇麗な格好のほうがいいのかな。


羊の肉や魚料理など、どれも素晴らしい見た目だ。あ〜、私がトルコ料理の中でひとつ苦手なものがあった。それはなすびのパテ。すりつぶしてあるわけなんだけど、なんともモワモワ感が好きになれなかったなぁ。(上の写真の真ん中の皿で肉の左側)

で、感想はですね。料理はまぁ美味しかったけど、今まで食べたロカンタの中に、ここより美味しいところはあったかも。
でも、室内装飾は素晴らしいし、昼間に来ると片側の窓からは金角湾をそして、お客さんさえいなければ、逆側のエジプシャンバザールを見下ろすことが出来る。コレとっても良かった〜。なので一回行ってみてもいいよっていうくらいかな。


Pandeli(パンデリ)/エジプシャンバザール内/営業時間12:00-24:00/日曜、不定休(祝祭日など)
VISA・Master・AMEX/予算は昼 20,000,000TL/夜 30,000,000TL(参考:ぐるなびイスタンブール)

さ、13:00だ。そろそろお土産を買いに行こうか。

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