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あさ6時に気球に乗るためにホテルを出る。寒い!寒いとは聞いていたけどまじだ!手袋、マフラー正解。フリースの中にも何枚も重ね着をした。⇒カッパドキア空中散歩はこちらから(リンク)
朝ご飯を食べて9:30にホテルを出発。今日は終日カッパドキア観光だ。まずは3人美女から。ホテルから10分足らずのところにあった。本シメジ。

まずはカイマクルの地下都市へ。売店が連なるところを歩いて突き当りまでいくとチケット売り場と入り口がある。
本当に蟻の巣のようなこの地下都市。内部には人々が生活した跡がわかるものがたくさん。ぶどう酒を造って流れ出すようにつくった溝の先には壺が置く場所があったり、大きな岩には穴ぼこがあって、そこでスパイスなどをすりつぶしただろうといわれるものがあったり。



電気はあるものの、薄暗い。矢印が無かったら迷ってしまう。



写真右上の煙突のようなものは地底の貯水槽まで達している喚起孔だったといわれる。そして右側の写真の丸いものは石臼状の扉だ。敵の襲来にそなえてのものだったらしく、テコでようやく動かすんだろうというほど巨大で重そうだ!それでも頭が良くて、この穴に棒を差し込んで軸にすると意外にも簡単に動くのだとか。通路の中には私が(身長163センチ)がすごく腰をかがめるような場所もある。こんな場所に紀元前5世紀に2万人もの人が暮らしていたらしい。現在見学できるのはほんの一部。

ウチヒサルを見渡す場所に来た。遠くからでもポコポ見える穴は部屋になっている。鳩の巣とよばれ、昔はここに住む鳩の糞をあつめてブドウ畑の肥料にしたらしい。カッパドキアはもともととても痩せた土地だそうで、こういったところで工夫していたんだなぁ・・・。

下のラクダは観光用。

洞窟ホテルに寄った。ただの見学さ。泊まってみたいと思った。とてもかわいらしい調度品で女性好み(?)

ギョレメの野外博物館
お昼の12時頃岩窟教会で有名なギョレメに到着。800年頃のこと、カイサリア(カイセリ)の主教であった聖バシルが、聖職者達が都に集まることを批判してここに修道場を造ったのが始まりとされる。全部で365もの教会があると言われている中で主だった30ばかりが一般公開されているんだ。中には修復中などで見られないところもある。

中で見ることの出来るフレスコ画はフラッシュを焚いてはいけない。これはいろんな壁画の残る遺跡で言われることだよね。私は、最初そのカメラのマークが「撮影禁止なのだ」と思って右の写真のような感じで部屋から出たところで撮っていた。ちぇーっなんかせっかくなのにな、と思いよくよく見るとフラッシュがたかれてる絵だった。なぁんだ・・・ってことでバシバシ撮り始めたの。でもやはりフラッシュが無いとブレブレになってしまうので壁や柱で体を固定しての必死の撮影だった。

それにしてもいくら凝灰岩が水を通しにくくフレスコ画の保存状態が良くても数々のキリストの絵は無残にも傷つけられている。いそらく異教徒が後年傷つけたのだと思われる。実に残念。



1時頃、さて帰ろうかと車に向かっていたところ小さなお店がいくつか並んでいた。こんな寒い時期に訪れるのは欧米人も少ないしほんと淋しげ。ましてやアイスなんて寒くて食べないさ。ところが私は食べるのだ。トルコ風アイスと俗に呼ばれるドゥンドゥルマというのびーーるアイス。これは東部の方のカフラマンマラシュというところが発祥の地なんだけど今や全国的にひろがっているらしい。一般トルコ人が食べるのは不明。ジャンさんはたまに食べると言っていたけど。
実際食べるともちーっとして練乳が入っているかのような甘さ。でもさっぱりとしている。美味しいと思った。これで150万TL。ただ、ガイドのジャンさんに言わせると本場のはもっと濃厚で美味しいんだとか。ついでに言うとヤギの乳からつくったドゥンドゥルマもあるんだって。それも美味らしい。さて、寄り道をしたね。13:00ころギョレメをあとにする。
ギョレメの村(だったと思う)新しく開店したばかりの料理店に入る。どこで食べるかは決まってなかったんだけど、客引きみたいなおじさんに引っ張られた。なんで開店したばかりって、なんか宣伝がすごくて店前にも人が何人かうろうろしていたのよ。
食材を選んで炭火で焼いてくれるというスタイルのレストラン。それからここでは知られているらしいお菓子も気になってみんなでシェアして食べることになった。

これはKunefe(クネフェ)というお菓子だそうで、千切りにしたようなチーズをコンロに乗せた特製のフライパンでじっくり焼く。そしてシロップのようなものをかける。というか浸す。を繰り返すらしい。

これがクネフェ。激甘!!さすがにたくさんは食べられないので何人かでシェアするのが正解だろうね。写真下の左側は確か何かの肉のはず・・・。で、右なんだけど、EZME〜エズメ(と、私メモにある)という食べ物で、トマトや玉ねぎをきざんでザクロソースをかけたものです。そのままサラダ感覚です。残念なことにザクロソースの味は忘れちゃったのよね〜。



アヴァノスへ
15:20 アヴァノスの陶芸工房を訪れた。前にも来たわ、ここ。カッパドキアのお土産としては有名ですよね。ヒッタイト時代から続いてる伝統なんだって。前回はわたしのきょうだいがろくろ回しをやらせてもらったんだっけ。今回はやってみたいなぁ。あれ以来陶芸教室にも通っていることだし。なんて変な自信はこのあと打ち砕かれる。
↑この写真、暗いのでブレブレなんですが、陶磁器の土はやわらかいのでこんな感じに半分自動でまるで型押しのようにつくります。大量生産できるんですよね、これだと。ところが、なかなか上手にいかない。力加減がわからずテコの原理のこのバーをいくら降ろしても型どおりにはいかないのですよ。慣れですわ。
その次は絵付けをしてる方たちのフロアへ。目を悪くしそうな白熱灯の灯りの下、実に細かい絵付けをされている。プリントのものも作っているんだろうか?少なくともこの方たちは熟練した技を持ち合わせているようだった。


私もやらせていただきました。汚れるからと貸してくれたズボン(もんぺのような)を履きましたらこんな具合。股上深すぎ!そしてこのろくろが難しい。蹴ろくろなんだ。足で蹴って回している間にぶぃ〜んと形作る。思わず真剣!久々に緊張した

みんなが見ているし。んなもんでへたっぴにそれでも形作り満足でした。ハハハ。ほんとはもっと上手くいく予定だったのにな。近くを流れるクズル川の赤粘土なんだけどこの土は思ったより柔くなくて、粒子がめちゃめちゃ細かいけど固め。難しいわ〜。

さて、その後みた売り場。このフロアは高いものばかり。けど、それだけ細かな作業だし手書きなら許せる値段かも。まぁ趣味ではないので買いませんでしたが(*^_^*)

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