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6日目(3) 
昼食後出発してから撮った写真。ちょっと色が悪いんだけど、この辺りはレモンの産地で有名なのです。温暖な気候なので。道すがらたくさんレモンの木があるのに畑の様子を撮るのを忘れてたー、と思い始めたらもうどうしてもレモンの木を撮りたくて。車を停めてとお願いするのも悪いような理由だったので車窓から頑張りました(^_^)

4時半頃フェティエへ向け出発した。だいたい60キロくらいなので普通の道路なら1時間弱。だけど、その道のりにはすごい山道が!いや、もう写真撮りまくっちゃいました。ずっと九十九折の山道が続くわけなんだけど、どんなにカーブがきつくてもガードレールも無く・・・!ドキドキハラハラは通り過ぎ、ちょっと楽しくなってきちゃった。

↓見えるかな・・・真ん中あたりにこれから走る道路が・・・。こんなんで暗くなる前にフェティエに着けるのか・・・?そんな心配もすぐに忘れた。キャーキャーもんだ。九十九折はずっと続く。いくつ山を越したんだろう?まるで斜面に沿って道路の敷地だけ確保して造られた様だ・・・。父と私はカーブのたびに写真を競うようにして撮ってた。
それもこれもデジカメだから出来ること。フィルムだったらもったいなくて出来ないもんね。

ふぅぅぅぅ〜やっと山を降りてきたようで・・・フェティエまであと32キロだ。ん?まだ30分くらいしか走ってないのか。山道は長く感じたなぁ〜。私は車酔いし易いんだけど、ジンギスさんの運転がうまいのかちっとも酔わなかった。

FETHYIE(フェティエ)5時半ころ、ようやくフェティエの街に到着して、まっすぐ遺跡へ。ここにもカウノス同様の岩窟墓がある。カウノスのように観光地っぽくない。住宅街の裏手の山に「普通に」ある。ただただひっそりとたたずんでいる感じ。まぁ、この時はまだ観光シーズンでもないし、夕暮れ時で人気が少なかったのかと思う。私たち以外には欧米人のカップルが一組、帰る頃にも一組来たくらいだった。

そうは言っても、この岩窟墓は1956年頃の地震でもほとんど被害が無く、紀元前6世紀から3世紀の墓がきれいに残っていて、このようなリキア式の岩窟墓のなかでも最高のものが見られるといわれている。
その中でももっとも素晴らしいのが紀元前4世紀頃に作られた「アミンタスの墓」だ。(写真上)近くまで登ることが出来る。手すりの無い階段が続く。(なかなか急だ)途中まで数えたけど忘れちゃった。かなりの段数がある。へとへとだぁ!
やっと到着!盗掘された跡が口を開いている。
ちょっと頭をかがめたら入ることが出来るくらい。でも〜何しろお墓だし、夕暮れ時でひと気がないし、私は最後に登ったのでみんな戻りかけて・・・。この写真を撮っているとき私は一人ぼっちだったのよ〜。気味が悪くて中に入る気なんてサラサラ起きなかった。中には棺を安置しただろう棚があり、雨が溜まっているのか床は濡れている。扉の装飾など、神殿を精巧に模しているのがおもしろい。これが気味悪がりながらも壁(戸)にピッタリくっついて撮った遺跡からの眺めだ。↓
遺跡を含むフェティエの街。港がある。

ちょっと先に下りた父が私を撮ってくれました
(内心ビクビクの笑顔)

みんなを追いかけるように駆け下りる。長かった階段もかなり短く感じる。階段は敷地内で、敷地から出た道路もかなり急な坂道だ。勢いがついてつんのめりそう。
この通り沿いにも盗掘の跡が痛々しい岩窟墓が並ぶ。↓


フェティエの街。遠くには雪を頂いた山が見える。

PM 5:50頃、港を見ませんか?ということになった。正直言って部屋で休みたい気持ちも・・・。でも、次があるかどうか…と思うとつい頑張ってしまう。でも行って正解。港にはヨットやクルーザーが停泊していて、夕暮れになんだかとても素敵だった。
さぁ、ところがこのあとすぐにホテルに入れないなんて想像もしなかった。実はジャンさんの旅行社でも使ったことのないホテルで、日本人観光客はあまり行かないらしく、場所がわからないのだ。地図と住所で人に聞きながら走ると、なんとフェティエの市街地ではなく湾をグルリと周ったちょっと(いやかなり)淋しいところにあった。

18:30すぎ・・・。どこまで走ってもホテルに着かないなんて…少し不安になった頃、海がとってもきれいだった。(ブレブレだけど・・・)

CLUB TURKUAZGARDEN
ようやく到着した時はもう辺りは真っ暗。暗い中に看板がポツリと見え始め、ようやくたどり着いた。そんな感じだったので、出迎えの人々を見たときはホッとした。でも、出迎えはなんともヒマそうな男性陣。女性はただの一人もいない。やっと通された部屋は外階段のマンションのようで、部屋の玄関ドアを開けるともう外気だ。夏はいいだろうけど、このときはまだまだ寒い季節なので部屋の中が暖まってないのよ。
部屋はとってもかわいい造り。
寒さが無ければ「キャーキャー」言いそうなところ( ´艸`)ムププ
(写真右)私が寝たセミダブルベッド。もう1つは母がシングルに。
(写真左)トイレ&シャワー。かわいいだけじゃ落ち着かないのよね〜。

なぜかわいいだけじゃ落着かないかというと、トイレと洗面台、そしてシャワーがフラットなんだ。それもあまり広くない。だから、シャワーを浴びるとトイレにも何もかもびっしょりになるはず。ジャンさんに「これで平気?」と愚問だろうけど聞いてしまった。「全然平気」なんだそうだ。結局私たちはこの日シャワーをガマンしたのでした。(凍えそうだったし・・・)
部屋を出て離れにあるレストランへ。おそらく他の宿泊客はいないんだろう。部屋がまた寒い。暖房を入れてくれたらしいけど、温まるのに時間がかかっている。19:00に食事できているんだから、まぁ、遅くも無いか・・・。出てきた食事はあんまり口に合わなかったil|||li_| ̄|○ パスタはのびきったというかふやけていた。で、ケチャップ味なんだけど味がない。もう「失敗作」としか思えない・・・。どうなのかなぁ・・・トルコの方たちはパスタとしてOKなのかなぁ、と思っていたけどやっぱりジャンさんたちも心持ち残し気味だった。最後にデザートが出た。ココナッツのような味で・・・みつがたっぷり染みていてとにかく甘い!悪いんだけど食べれなかった・・・。そのくらい甘かったのだ。
食事も終わった・・・。もう寝るしかない。カワイイけど寒い部屋へ戻る。( ̄∀ ̄*)しつこいか。
戻るときに見た星空がとーーーーーーーーーッてもきれいだった。街の灯りが無いからこんだけキレイなんだ!ここに泊まって得した気分をようやく感じた瞬間だったわ〜。

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