 
トップ > 旅行 > 海外 > サプライズ満載のトルコの旅 > part 16 > part 17 > part 18
5日目(5) Didim/ディディム
ミレトからさほど走らず15分ほどでディディムに着いた。
午後4時も回っていたので、観光できるかとちょっと心配だったけどセーフ♪冬期は17時までだった。
ディディムは聖なる場所として栄えた古代都市。紀元前6世紀には、さっき見たミレトとの間に参道が敷かれていて、このディディムにはアポロ神殿が建っていた。
この神殿は未完成と言われている。だけど、イオニア式の装飾が施された円柱の台座部分がズラズラと並んでいて、その壮麗さ、みたいなものが伝わってきたわ〜!ここには有名なメデューサの首をかたどったレリーフがある。
入り口の階段を下りたところに。りりしい顔と苦渋の顔。⇒

神殿の内部へと続く廊下(トンネル状)↑
←台座部分の装飾は本当に素晴らしく細かなものだ。
 |
 |
 |
中に入ると結構広い。
奥のほうには神託所として使われたまた小さな神殿(祠)がある。 |
こんな写真で見ているよりも、ものすごーく巨大なものなのだ。ところで入り口あたりの大理石にはゲームのようなものが削り込まれていた。
神殿である時代には神聖な場所なんだからこんなものを刻むことはしないだろう・・・。ジャンさんはもっと後に遺跡となった後でイタズラ書きではないか、という。もちろんそうはいっても、私たちからすれば古代の話だけど…。そう思ったら悠久の時を感じるよなあ・・・。紀元後すぐの人も、紀元前のものを「遺跡」として見ていたかもしれない。何千年もたてばそんなもんだろう。その同じ場所の歴史の中に自分も今立っているんだ・・・ってちょっぴり感動・・・。傾いた西日がなおさらそう思わせたのかなぁ・・・。
 
←真ん中辺に私とジャンさんと母がいます。とってもちっちゃいです。このアポロ神殿がどんなにデカいかを…父撮影です。
5:00頃 ディディムの遺跡を見終えて宿泊先ホテルのある市街地へと向かう。あさっては、バーべQをしましょうということになっていたのでMMミドレスストアー(実はトルコ国内にいっぱいあった)で道具を買うことにした。生鮮食料品は明日、ってことにして・・・。
やっぱりスーパーは楽しいなぁ〜。それほど安いって感じも受けなかったけど。
Hotel Temple
5:30PM頃、ホテルに到着。このディディムの街は夏になるとリゾート地に、それもイギリス人の村になります、とジャンさんは言っていた。ドイツ人やイギリス人がここに別荘を持つ、というほど海に面したリゾートの賑やかな街なんだって。
けどねぇ、私たちが訪れたのは3月。まだまだ寒くなる日もあってリゾート地は閑散としていた。
私たちの泊まったこのホテルに至っては改装中。フロントでチーン♪と鳴らすと出てきたのはジーパンにトレーナー、それもペンキだらけの男性だった。まるで工事の人が「なんだよ?人なら出払ってるぜ?」と言いに来たのかと思うほどだ。ところが、彼はホテルの従業員で経費削減のためか、自分でペンキ塗りをしていたのだ。玄関わきにあるプールもドロドロだったし・・・大丈夫かこのホテル。
心配は的中した。なんと、料理人が居ないので夕食が作れない、という。il|||li_| ̄|○ガクッなんてことだ。とりあえず部屋に通してもらった。写真に写ればとてもきれいに見えるもんだ…。ベットメイクされてはいるものの、メイクしてからペンキ塗りをしたらしく、布団の上にパラパラと粉が。広い部屋だけどこれじゃあんまりだってことで部屋を変えてもらう。どんな部屋でもいいさ。だけど…不潔なのは安らげないよね。けどさ、移った先も似たり寄ったりだったので、今夜は我慢することに。

しかし・・・料理人が居ないってどういうことだ?ホテルは営業しているんだよぉ?まぁ、文句を言っても始まらないのでホテルでちょっとゆっくり休んだ。
で、7:00PMにロビーで待ち合わせた私たちは5人で食事に出かけた。どうやら、私たちが休んでいる間に急遽二人がレストランを探しにいってくれたらしい。
ホテルから車で5分くらい。街の中の一軒のロカンタだった。地元民だらけだ・・・。
またまたウマイ!パンっていうか、ナンみたいなもので、熱々のところにバターをつけたら最高!そして、このスープ!羊の頬の肉のスープで、塩味が程よくてとっても美味!ビールを飲んじゃった〜。やっぱりEfesは美味しいなぁ〜。で、これ↑がイスケンダル・ケバブ(だったと思う)ソースの味がちょっと濃かったので、ソース無くてもいいかもな。
午後8:30すぎに満腹のまま就寝。早いと思うでしょ〜。ところが今日は遺跡歩きどおしで疲れたのよ。 |