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5日目(4)  Milet(ミレト) 
午後3:15頃、ミレトに到着。昔はミレトスと呼んだらしいこの遺跡は、古くは紀元前2000年くらいには町が形成されていたと言われ大きな劇場を見ることが出来る。ハマムの跡等もあるけど劇場ほど美しくは残っていない。
駐車場から入っていくと目前にドドーンと劇場が広がってくる。道の右手にはキャラバンサライがある。やはり交通の要所であることには間違いないようだ。 エフェスの劇場を見た後ではあるけれど、ものすごい迫力を感じる。2万5千人を収容できたと言うこの劇場は、ローマ時代にますます拡張されたらしく、一番後ろの(上の)あたりには屋根もつき、それはそれは立派なものだったらしい。周囲には地震で崩れしまった遺跡の一部がゴロゴロと広がっている。
ここも昔は海港都市で海岸線の後退によって徐々に衰退していった。雑草もたくさん生えているが、現在も修復作業は続いているとか。 大劇場に登って行く私、座る私。(父撮影↓)


ここが素晴らしかった。↑

かなり大きくて装飾も華麗な劇場だ。
へとへとだったけど、頑張って上まで上った。すると上の部分は回廊になっており、劇の幕の間、ここで人々は談笑したりしたといわれる。その回廊をたどっていくと、階段になっている入り口があった。実は、ここは玄関で、観劇に来た人々でごった返した場所でもある。そこはかなり天井が高く(写真右)壮大な建物であったことがうかがえる。


遺跡の中には、たくさんの紫色のポピーが咲いていた。
大劇場の裏手に何かが見えるので行ってみた。するとそこには大きな都市遺跡があった。ハマムがかなりしっかりとした形で見ることが出来る。ほんの一部分ではある。全部見ようと思ったらかなり広いようなので繁栄の程が想像できる。
大劇場から1.5キロ離れた場所にはもっとしっかりとアゴラなどが残っているらしく、港の入り口だった場所にはライオン像もあるとか。これはもともと門のように一対になっていたのだけど、一体はイギリスの大英博物館に展示されているらしい。裏手から大劇場を見る。山の斜面が利用されている羊飼いのおじさんが、紫色の花をくれた。
「なんて素敵だろう」と思っただけで気が利かないのが私たち日本人。ジャンさんは彼にチップをあげていた。彼はこうやって少しずつお金をもらって暮らしのたしにしているんだろうか。

ほぼ4時になった。だんだんミレトの遺跡が遠ざかる。陽も傾いてきた。急いでディディムに行かなくては…。

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