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5日目(3) エフェスから15分ほど走った山あいの町「シリンジェ」を訪ねる。
ジャンさんもジンギスさんもツアーで訪れたことがあり、とても気に入っているらしい。美味しいレストランで昼食にしようと向かった店は眺めのいい場所にあり、昔学校だった建物を利用してレストランにしたものだ。レストランはまだ冬の眠りから覚めかけた・・・って感じで、これからのシーズンに向けて整備の真っ最中だった。眺めのいい外のテーブルや建物内のテーブルもすべて可愛い雰囲気にまとまっている。けど・・・建物内部は1階が工事中で、半地下だったので寒くてとても我慢できそうになかった。結局外の日当たりのテーブルに座ることにした。いやぁ〜この眺めは素晴らしい〜。第二のサフランボルとも言われる街が見渡せる。桃源郷のような・・・。実際桃の木もたくさんあるようだけど(^^) 
さぁ!食事だ!みんなの手が伸びる。ジャンさんがトルコっぽいものを、と頼んでくれた料理が並ぶ。
アウジボリ /  ほうれん草とチーズのパイ。 二人がここのは絶品!と言ってたパン。
本当に美味しかった!ゴマが効いてフワフワ!
ケシケク/これはなんだろう・・・小麦粉か何かの
ペーストで塩味で…量食べるもんじゃないような。
ケバブ/羊の肉。野菜も焼いただけ。ピラウが添えられる。
エリステ/棒状のパスタの焼いたもの。何で和えてあるのかな…塩味にチーズがかかってて美味しかった。

食事も終わって1:30頃、シリンジェの街を散策する。
さっき食べた棒状パスタのエリステが路傍でオイルなどとともに売られていた。自家製のフリーマーケットのような感じなのかな。


古い家が多く、軒下もボロボロだ。とても急な石畳の坂をてくてく歩いていく。農機具がどっかりと置かれて、観光地と言ってもまだ地元の人々の生活も残っているようだ。

また写しちゃってるし。猫がいた。ドラム缶の水を飲もうとしている。落ちなきゃいいんだけど・・・。シリンジェ村は、最初はギリシア人が作り住む村だった。ところが、ギリシアとトルコとの戦争の結果、住民交換が行われて現在はトルコ人が住んでいる。先日のイェシリュートと同じだ。
ヤギを散歩させたお婆さんにあった。ヤギは壁から生えた草を食む。で、写真を撮らせていただこうと思ったんだけど、お婆さんがいっこうにこっちをみない。
後で聞いたんだけど…昔から、よそ者が通ると女性は布で顔を隠す習慣があったらしい。昨今は見られなくなっていたとか。私たちは逢ったわけなんだけど。やはり年配の方の中には観光地化していくことへの反発心を持つ人もいるのかな。お婆さんがなかなか去らないので、私たちが通り過ぎることにした。上まで回ったあたりでだいたい10分だ。ほんとに小さな村なのである。
上の通りから下の食堂の厨房が見えた。窯の前で何かを作っている。そして、やっぱり通りに面したところでオリーブなど自家製のものを売っている。まるでフリーマーケットであり「観光地の土産物店」とはまたちょっと違うものだ。

それにしてもここではトルコの女性が働く姿を見る。都会では、店先で働く人は男性が多く、日本では女性が多いお菓子屋さんの販売員にしてもそうだった。女性が売り子をしているのはほとんど見なかった。けど、この村ではこういった客相手の商売はおばあさん達が多いという印象を持った。
さ、そろそろ帰ろうと、広場から駐車場へ向かう途中土産物店があった。かなりの店舗数があったように思う。端までいくと、ご覧のように洋服などを売る店が多かった。
ここまでで20分だ。ほんと小さな村なのだ。



山の上にある村なので、帰りももと来た道を帰る。

来る道々とてもかわいい野の花畑がオリーブの林の中に広がっていたので、ぜひ写真を撮りたいとお願いして停まってもらった。斜面はこんな春の花で覆いつくされていた。ポピーとマーガレットのミニミニ版、といった感じだ。

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