トップ > 旅行 > 海外 > ペルー・メキシコの旅 > part 27 > part 28 > part 291時20分くらいまで自由時間で、私は小神殿で満足して母と木陰で休んでたんだ。木陰って言っても風が吹かない限り暑さがひどい。 父は「オレ、登ってくるわ」とピラミッドへ。でも、みんなへっぴり腰で登っているのが見えたので「落ちないでよ〜、無理しないでよ〜」と私たちは心配したんだけど、なんて言葉を尻目に父はスタコラ登って集合時間には戻ってきたのでした。 ほんと、不思議と体力あるのよね〜。っつか、バランス感覚がいいのか…? 聖なる泉 セノーテ 1時半、さぁ、セノーテに来た。数あるセノーテの中でもこれは「聖なる泉」と呼ばれたものだ。ここには生け贄台から生きたままの生け贄が投じられた。子供、女性、成人男子もだ。 正直気持ち悪い儀式だ。実際骨が発見されているのだから、本当に行われたものなのである。もともと、マヤの人々には「生け贄」という習慣がなかったらしい。そこにトルテカ人が入ってきて広げた文明の中に「生け贄」の儀式、考え方があった。いやな習慣を持ち込んだものだ・・・。そして、もともとは部族の中から対象者を選んでいたんだけど、だんだん種が滅ぶことも考えて、他の部族から連れてこられたらしい。儀式では生け贄となる人物に多量のお酒を飲ませ、泥酔させて台から放り込んだんだそうだ。今では考えたくもないことだよね〜。ハエに気をつけろ! さて、ここには売店がある。やったー!って感じである。もうここまでやっとの思いでたどり着いた。Y氏にほとんどの人たちが嘆願状態。私以外の人ももう限界だったのだ〜。セノーテの説明を聞く前に、売店に飛んで行き、買い物をした。私は水と・・・・アイスだ!アイスを食べたら喉が渇くから良くないとは思ったんだけど周囲で食べているのを見ると・・・我慢できなかった(^^)いやぁ、しかし驚いたのがここのハエである。ゴミ箱周囲には、通る人にもまとわりつくほどのハエが飛び交う。アイスをほうばるときに、紙をまず捨てようなんて思っちゃだめだ。きっと持ってるアイスにハエが・・・気をつけろ! 水もとったし、生き返ってからセノーテの説明を聞き、私たちは次に出発した。
この台座は球戯場の横にあるんだけど、ゲームの生け贄の生首を要は「展示する」場所だったようだ。それだけでも十分気持ち悪いのに、台座自体にも骸骨のレリーフがある。こういった「悪趣味」もマヤの人々の文化にはなく、トルテカの色が濃いとされている。 (写真)父は暑くて上着を脱いだようだ。私からしたら日差しを浴びる方がジリジリ熱かったけど・・・。 球戯場 生ゴムで作られたボールを手を使わずに上の写真(右)の輪をくぐらすのだ。写真(左)を見てもわかるように、人間の大きさから見てあの高さに蹴り上げるのはかなり難しいだろう。だいたいがバスケットボールのように手で投げたって入りはしないはず。
この球戯場は、音響効果が非常によくて真ん中あたりでパンッと手を叩くと、こだましてものすごく大きく聞こえる。 そして、写真のように奥と手前にお偉いさんが座る。 この見物台2箇所は150m離れているんだけど普通に会話できるほど、声が反響するんだそうだ。 私たちは手を叩くのしかやってみなかった〜。 マヤの人たちの暦 毎年春分の日と秋分の日には、この広場はものすごい群集で埋め尽くされる。これはピラミッドの北側の階段に、「ククルカン」という蛇の頭像があるんだけど、それがこの2日の夕方、夕日を受けたときにピラミッドの斜面(段)に反映したものが時間を追って動く。 動くというか、照らされる位置が変わる。それがまるで蛇が天から降りてくるかのように見えるのだそうだ。なんて天才的なんだろう。全部計算ずくなのだ。 そのマヤの神秘を見るために世界中の人が集まってくるらしい。そして、このピラミッドにはもっと重要な役目がある。それは暦だ。この9層と中央階段との関係、そしてそれが4面あるから・・・などを計算すると、1年の365日や、別の農作業用に使う1年260日の暦などにぴたっとはまるらしい。詳しい計算方法は忘れちゃったんだけど、とにかく天才!古代の人なのに・・・。(なのにってのも変だけど)計算機の無い時代に・・・私には感心するしか無いもんなぁ〜! 降りてくる人たちを見てみよう。 真ん中にロープはあるけれど、 足はきっと完全に笑っているだろうな。 座りながら降りてくる人もいるね。 私はもう満足。 もうけっこう・・・ ε=( ̄。 ̄;A Hoo… メインゲート ユネスコの協力が得られるようになってからこの施設はものすごく整備されたらしい。
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