トップ > 旅行 > 海外 > ペルー・メキシコの旅 > part 18 > part 19 > part 20 これがナスカの地上絵だ 午後1:25分頃には飛び立っていたからセスナはもう30分は飛んだだろう・・・やっと見えてきたようだ。前のシートにあった案内図を見たり、パイロットの英語ガイドに耳を済ませてと結構大変。「宇宙人だ!」同乗したほかの日本人の声に「エエッ」とそちらを見る。進行方向の左側に座っていた私は、右側の人の窓から良く見えた。「オオーッ♪じゃあ次は左側に旋回してくれるはず。よーし、写真を撮ろう!」と待ち構える。さーて、旋回してくれた。あの山だな、どれどれ・・・。え?どれ?そうなのだ。自分側の窓からではほとんど目視できないのだ…(T_T)ほとんどの地上絵に関してそうだった。たぶん反対側の窓を見るときはポイントが絞れているのだろう、自分の窓は視界が広すぎて「どこどこ?」といってるうちに見えなくなってしまう…。そんなことの繰り返しだった・・・。 さぁ、こんな私が必死になって撮った写真をご覧いただこう! 2:05 蜘蛛(←補正後)。 蜘蛛だよ〜わかる?パイロットの「スパイダーーーッ」という声がむなしい・・・。手当たりしだいにシャッターを押す。デジカメでよかったよ。フィルムならいくらあっても足りないわ。 2:08 ハチドリ。っつーか、ハチドリなの?ってかんじ。 どこだかわかんないままに撮った。 フレームアウトしてるし・・・ 2:11 続けざまに「オウム」。ハァ・・・こりゃいったい・・・?
2:36 イカの町に戻ってきた。 もう少しだー!気持ち悪いよー! 砂漠の中のオアシスである、イカの町。 2:50頃着陸・・・。私の三半規管は限界を超えた・・・。普通に立っていてもめまいが激しく頭がぼーっとする。私の正直な感想は、「2度と乗らないだろう」ということに尽きるかな。ガイドブックなどの方がはるかにいい写真が見られるししね。 だけど逆に一生に一度良い体験をした、とも思えるさ。♪〜( ̄ε ̄;)私の持論「知らないことは語るべからず」だからね。ほら、知りもしないで語るヤツっているじゃない。ああなりたくないなって。ハハハ。今度もし「地上絵」というものを見るのなら「パンアメリカンハイウェイ」沿いに地上から見てみたい。どのようになっているのかを。 さぁて・・・高山病の後にまたこれかよ、って感じのめまいがおさまらないまま、バスに案内された。バスといってもボンゴ車で、ガイドはカタコトの日本語の男性だった。(イカではこの男性しか日本語を話さなかったように思う) 3:00頃、遅い昼食に。 空港から程近いホテルに寄った。まるでオアシスだ。砂漠の中のオアシスのようなこのホテルに到着しても、私のめまいが治まることがなかった。 プールサイドの大きなレストランでビュッフェタイプの昼食がスタート。果物も揃って、なかなか美味しい食事だった。ちょっと肉ばかりの皿だけど・・・アヒルの肉を初めて食べた。スパイスがきいていたけれど、ちょっと臭いかな・・・。 奥の葡萄の乗った皿にある茶色いものはパイ。美味しかった! めまいは無くならなかったけど、食欲だけはあったりして・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ 4:00に遅い昼食が終りホテルを出発してイカの考古学博物館へ。ここの写真は一枚も無い。理由は、見学中もめまいが襲っていたことと…それだけじゃなかった。博物館にあったのは写真を撮る気が失せるような展示品ばかりだったからかもしれない。 ここには10体以上あったかな・・・ミイラが展示されている。 かつて日本でも展示されたことがあるので見たことがある方もいるかもしれないけどこの文明のミイラは半端じゃない。すごいリアルに生きていた人間の姿をしている。どこにでもあるような小さな博物館だというのに保存状態がいいのかな・・・。プレ・インカ時代のものだとされているんだけど、ミイラには脳外科の手術を施してあったり、子供のミイラでは、「高貴な出である」と表現するために頭蓋骨をのばすような施術があったり・・・。赤ちゃんのときは骨もまだ柔らかいので、ひっぱってのばしたりするらしい・・・。(いや、していたらしいというべきかな) とにかく、ここの博物館ではシャッターを押す機会がなかったんだ。 砂丘博物館からの帰り道、砂丘で遊ぶ人たちが見えた。止まってくれるというので砂丘で、私はもしかしてサンドスキーを体験できるのかと思っていた。 けど、そんな時間はなく・・・。写真を撮るために寄ったようなものだった。 砂丘の中のオアシスで少し休憩。午後5時頃。ここは本当に文字通りオアシスで、大きな池ではボートに乗る人なんかが見えた。憩いの公園、といった感じかな。 かなり駆け足でイカの町を見終わった後、空港に戻った。 リマ行きのセスナまで少し待ち時間ができて、みんなが思い思いに過ごしていたときに待っていると、一人一人の名前を呼び始めた。近寄ると、なんと「ナスカの地上絵フライト証明書」のようなものをくれた。なんか突然だったのでウレシイ〜( ̄ー ̄)ニヤリッ 5:50頃には機上の人となっていた。砂漠が遠ざかり、緑が増えてきた。そして、そのうちあたりはだんだんと暗くなり、みんなは疲れが出たのか居眠りを始めた。 私も少し眠ったようだ。気づくと6:30を周っていた。外を見るとゆっくり夜に変わる瞬間の空だった。周りはまだ眠っている…。午後7時過ぎにリマの空港に到着。出発のときのちょっと疑ってしまった彼がいた。なんだかホッとした。かなり疲れていたせいかもしれない。帰ってきたよ〜という気がした。 しばらく待つと今朝の英語ドライバーが来て「カンツータ」へと送ってくれた。またまた美味しい和食。今夜は刺身まである。とってもウレシイ。民俗学の大学教授と、地元の日本人エンジニア、医者の夫婦と一緒の食卓がまたたのしかった。みなさん話題が豊富だから、ということもあるかな。 ところで、この夜、私は生まれて初めてのフルーツを食べた。「チリモイヤ」という果物だ。食べたこと無い人の方が多いよね。きっと。ボケた感じだけど甘くて美味しかった。(記憶をたどると・・・だけどね)でね、名前を聞いたら「庭にあるよ」というので明日見せてもらうことにした。(というわけで次の日カメラ片手に見に行きました。) 夕食後、「ポコ・ア・ポコ」でお土産を買った。地元の民芸品店(露店)よりも高いけど、品質は保証できる。ちゃんとした商品だった。もちろん香苗さんの作品も♪宿泊客は多少値引きしてくれて、日本人だから梱包もきっちり。とても嬉しかった。明日はもうペルーから去ることになるのでじっくりたっぷりお買い物をして少し遅くなってようやくベッドに入ったのでした。 |
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