空からの贈り物ペルー・メキシコ2003年9月
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体調、絶不調。

タンボマチャイ

車を降りタンボマチャイへ歩く。ゆっくりゆっくり…。(父撮影)
インカ時代の沐浴場。
今でもこんこんと湧き出た水が流れている。


今でも流れるこの水は、一見キレイだけど、ガイド氏によれば飲まないほうがいいらしい。お腹壊すので・・・。いずれにしてもかなりの水量だ。

コリカンチャ 太陽の神殿(サント・ドミンゴ教会)

午後3時半ころ、コリカンチャに着く。
中は博物館としてガラス張りでかつてのインカの石組みの土台が見られる。
ここの石組みの精巧さは、またまた私を感動させる。
道具も無い時代にどうやって作ったのかと…。

このあたりで私は元気になっていたが、母が「寒い寒い」と言い出した。この建物、内部は石のためにかなり涼しい。季節が秋だということもあるけれど。9月だというのにもう少し暖かいかと思っていた。高地はやはり冷えるのである。この神殿はもともと全部金箔で覆われていたらしい。今は端の端にちょっと残っているだけだ。壁面も漆喰が塗られ、素晴らしい絵が描かれていた。それも削り取られていた。
左の写真は精巧なインカの石組みの柱をスペイン人がぶち抜いた(言葉は悪いけど)ために出来た割れた部分なんだけど、そのおかげで、というか・・・インカの石組みがどれだけ内部まで精巧なのかを断面図で証明することになった。

表面のみならず、きっちり奥まで合わせることが現代の技術をもってしても難しいことだろうと私は想像するんですけど・・・どうなんでしょう?

午後4時過ぎ、クスコの市街を走る。けっこう人通りがある。

クスコの市場
予定には無かった市場に寄った。アルマス広場から4〜500m離れた場所だ。昼頃の出発時には一番具合が悪かった私がリクエストしたのでガイド氏は大丈夫?と言ったけど、実はもう私は元気!
逆に母が寒い寒いと言い出していたのでこの市場は私と父だけ案内してもらった。いろんな国で市場を見ているんだけど、ここもナカナカ無鉄砲に拡大してしまった感じ。
それほど分類もされずたくさんの店が出ていた。当然のことながら臭いもきつかった〜。意外と屋根と柱である建物自体はしっかりとしていて、立派な市場でした。何も買わなかったけど…。

午後4時半。ホテルに戻る。
(ホテルロビーのコカ茶サービス←)
好きなだけ葉っぱを入れてお湯を注ぐだけのコカ茶を飲む。滞在中はとにかく飲むことにした。利尿作用があるからね。日本茶で言うなら「出がらし」ってかんじだけど、ハーブティーと思って飲んだらそれなりに美味しく感じてくるし寒い外から帰ってきての一杯は最高だ。

クスコの日本料理屋 「金太郎」
今夜は食事がついているけどパスして日本食を食べに行った。「地球の歩き方」に載っていた金太郎という日本食レストランだ。日本人が経営しているらしいけど、店員はペルー人だし、たぶん料理人もだろう。
これがなかなか美味しかった。価格はわすれちゃったけど、親子丼で3〜4US$だったと思う。ちょっと弱ってきていた私の胃に、とても優しかった。だけど、調子に乗って「唐揚げ」も頼んでしまった…。食いすぎ。

とにかくね〜高山病の恐ろしいところは内臓の活動も弱まっているのにその自覚症状が無いってこと。だから夜に元気になったらついつい食べ過ぎていた私。翌朝には大変な状態になるから、ほんと気をつけて。これ真面目な話。食いすぎ厳禁!ゆっくり、少しずつ!

調子を戻せず「寒い、寒い」と言っている母を横目に、私は「今夜が最後のクスコの夜だから絶対にアルマス広場の夜景を見たい!」と父を説得し歩き出した。母も仕方なく「すぐ帰ろうね〜」とついてきた。ほんとけっこう寒くて母はフリースだったけど中がブラウスなので余計寒かっただろう。だけど〜やはり絶対行った事正解!夜のアルマス広場はとても美しかった。雨が降ったわけじゃないけど、長い歳月でテカテカになった石畳に白熱灯が美しく映る。


午後7時半頃のクスコ/アルマス広場。
月もほぼ丸く輝いていた。南側からカテドラルを観る。


←の写真と同じ立ち位置で、右に目を転じるとラ・コンパーニャ教会が見える。

けっこう寒くなってきたので10分くらい立って眺めてホテルへと引き返す。



ホテルへ戻る。アルマス広場からの帰り道は現地の人たちとすれ違い、治安の面からちょっとドキドキするけれど、小道ではないので安心してたどり着いた。(大通りだから安心ってことも無いだろうけど)

ホテル前の道路は5歩くらいで渡れちゃう。車なら2台並べるくらい。なので、反対側に渡って写真を撮ったのでした。
←ホテル「los Andes」の正面にて

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