![]() ![]() トップ > 旅行 > ペルー・メキシコの旅 > part 4 > part 5 > part 6オリャイタイタンボは風が強い なんだか頭が痛くなっていた私は「やっぱり高山病か?」と思いながらも車内で眠ってしまった。そのまま車は走り続け12時過ぎにオリャイタイタンボ遺跡に到着した。「大丈夫?」と心配されつつも「いやぁ、こんなもんでへこたれるかぁっ」と車を降りる。
すごく風が強い。吹き飛ばされそうになった。なんでもここは風の通り道らしく、今日だけのことではなく、毎日ものすごい強風なんだそうだ。最初は「こんなもん大したことないわ。」と思っていても、時間がたつにつれて体力を奪うので要注意。 旅行に行く前に読んだガイドブック、webサイトの写真を見ての想像していた。それらの写真はこんなアングルで、誰かのサイトに「ココを駆け上がったら素晴らしい景色がひらけているようだが、その体力がなかった」と書いてあったのを見ていたのでこの段のひとつひとつが階段で20段くらいのものだと勝手に思い込んでいたのだ。 まいった〜この想像では一段が一歩のはずであるところに10段くらいの階段がある。 ゆっくりと登り始めると10段(つまりは大きな一段)がとてもキツイ。キレイに組んであるといっても長年の磨り減りで斜めになっているところもある。それよりなにより強風がつらい。 立ち止まると自分が立つ場所より上にも段々が見えて、そこを見たい、と思う気持ちだけでようやく歩を進めている。頑張れ、頑張れ。自分に言い聞かせてみたりして。 ←私は「黒い女」である。こうでもしていないと風が帽子を飛ばすのだ。そう、ここは日差しもきつい。紫外線防止のお化粧にはぬかりなかった。そして、帽子も必須なので被っていた。けど、こうやってフードを被るなら帽子は要らないかも?もうひとつ保護していたのはカメラだ。できるだけつかまり歩きしたいので私は両手を空けていたかったから首からカメラを提げていた。そしたらね、石段を必死に上がるとぶらーんぶらーんとカメラが振れてメチャメチャ邪魔なのだ。で、こんな姿になったわけ。 フェリペ氏はそんな私に気を使ってゆっくり歩いてくれていた。後々知ったことだが、実は彼はトレッキングガイド専門だそうだ。こんな遺跡はお茶の子さいさいだったのだ。
もう、このあたりで中腹。あとちょっとだ。説明もあったがここまで下から30分くらい。はるか眼下に出発地点のオリヤイタイタンボの村。人々がとっても小さい。もうヘトヘトだよぉ・・・。 さて、高いところまで登ると向かい側の山に何か遺跡が見える。(写真下)ここは穀物を蓄える倉庫だと言われている。 ![]() すごいよ、あそこまで登る道はおそらく垂直くらいの山道に違いないのに穀物倉庫となると重い荷物をあそこまで運ばなくちゃならないんだ。荷物ナシでもヘトヘトのこの時の私には想像もできない大仕事だ。その倉庫の少し左側に「守り神」がある。この小山は「神の宿る山」なのだ。「守り神」はいわゆる人面岩。人の顔に見えるという。実際私にもその「顔」は判別することができた〜。写真ではよくわかりませんね。残念。 ![]() 廊下をまっすぐいくと窓のようなものがある壁(入り口)につながる。ここがまた感動モンなのだ。 ![]() ![]() ここはつきあたりの入り口。私たちが見ている先にはすごーく細かい細工で石を重ねたところがあった。(写真左上)たぶん教えてもらわず見ていたら気づかないなぁ(写真←は私が今撮ってるトコ) これはねぇ、、、広場なんです。そして、この6個の巨岩はやっぱりピッタリとくっついています。恐るべし…インカの民、です。 ただ、この巨岩の間には少し薄めの岩が挟まっていて、それははじめて見た手法なんだけど、どうやら地震対策らしい。大きな岩に衝撃が行かないようにだって・・・こんな昔から考えられていたのね〜。 ![]() この作りかけの岩もそうなんだけど、どうやって上まで持ってきたんだろうって思う。実際、岩の切り出し場はオリヤイタイタンボより何キロも離れた場所にあったんだから。
左)古道途中のサボテン。観光客(欧米人みたい)が名前を刻んでそのまま育ったらしい。ちょっと痛々しい。 下中)日本で見たことのない花。紫が可愛くてホント小さく一株は手のひらに乗るくらい。 下右)ペルーの国花である「カンツータ」 あー、それにしてももうPM1:30を過ぎた。 少し元気になってお腹が空いてきたかも。 |
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