トップ > 旅行 > ペルー・メキシコの旅 > part 1 > part 2 > part 3長い長い・・・ ダラス乗継 乗継には、かなり時間がかかると覚悟していた。旅行会社によれば今まで乗継が出来なかった人はアメリカン航空に関してはまだ聞いたことが無いらしい。だけど、もともとの予定のフライトでは乗継時間1時間半ではかなり厳しいと聞いて6時間もフライトを早めたのだ。まぁ、覚悟の上だ。乗り継ぎに時間がかかっても仕方ないだろう。・・・と思っていた。 なのに、どうしたことだ。全くスムーズなのである。まずは入国審査を受ける。審査官の手前に日本語を話せる係官がいて書類(出入国カードなど)の不備の有無を見てくれる。たまたま、往きの係員は「私、ペルー人なんですよ。ペルー、いい国ですよ」なんて喋ってくれた。入国審査はファミリーまたは夫婦は一括で行う。呼ばれたら3人でズラズラと行ってOK。これはとても効率が良かったし、両親は英語全くダメなので、質問に答える程度は大丈夫な私が居て助かったと言っていた。 で、ここはかなりスムーズに進み、お次は荷物の受け取りだ。乗継といっても荷物は一度機体から下ろされ、旅行者が受け取らなくてはならない。これは通常通りターンテーブルで受け取る。そして、「乗り継ぎ便荷物預け所」(日本語)表示板を目印に進む。すると税関申告カードを渡すところがある。ただ、係りのオジサンが座っていて渡すだけだ。これもファミリー、夫婦につき一枚で良い。ん〜ここまでもスムーズなのだ。まだ30分も経っていないかも。 そのうち、乗り継ぎ便荷物預け所が道なりに見えてくる。ロープが張っていて、係官が何人かで"流れてくる"乗客から荷物を受け取る。成田で貼られた荷物タグはずっと付けたままなのでそのままこの人に渡せばいいのだ。でも、あまりにもテキトウすぎてこんなんでイイのか?と一抹の不安がよぎる。 そしてそのまま歩いていくと出口から出ることになる。 7時間の暇つぶし。 さて、どうしよう。結局1時間くらいでここまで終わってしまった。ダラスを午後5時に出発する便まであと7時間近くあるのだ。英語も喋れないくせに(といっちゃ言葉は悪いが)外に出たがる父と、余計なことまで心配性のビビリ母の間で、私は少しいらだっていた。父が近くにいた別の旅行の添乗員さんにダラス空港付近のことを聞いてきた。その方は親切に周囲の観光チラシ(英語)を持ってきてくれた。ありがたい。近くに大型ショッピングセンターがあることを知る。けど、そこまでは10キロくらいあるのでタクシーで行こう、ということになった。タクシー乗り場を探していくと係りの人がいた。つたない英語でチラシを見せて「ココに行きたいんだ」「いくらかかる?」と聞く。 「10$くらいかな」と言われ、タクシーの運ちゃんを紹介してもらいもう一度金額を確認しようとすると、渋い顔をする。なによぅっと思いじっくり聞くとやっとわかった。「ここは午後からしかやってないから、今行ってもダメだよ」と言っているらしい。んー、諦めた。その話がホントだとすると2時間前には空港に戻らなくちゃなんないしドキドキすることが出来るほど英語に自信が無かったからだ。クゥ・・・。こんなときに英語力が乏しいことを悔やむ・・・。 ま、仕方が無いので空港内で時間をつぶすことにした。7時間・・・どうやって過ごそう。 さっそく乗り継ぎのセキュリティチェックを受ける。空港を出ようとウロウロしている間に周囲の日本人が皆無になり日本人は私たちだけ。オラオラしながら列に並ぶ。列といってもその時は人数も少なかったのでお手本にする人もいない。まずはパスポートと搭乗券を列の係員に見せる。すると3.4台あるセキュリティポイントの一台に振り分けられた。 お手本がいない上に家族3人中でも私が一人目。 どうしたものやらズルズルと近寄ると意外に優しいオジチャン係員が靴を脱げという。みんなトイレに行った足で歩く地面に直に立つわけだ。汚いなぁ、と思いながらも「オオ、これが"厳しい"ってヤツか」とも思う。 で、X線をくぐるわけなんだけど・・・。私はこれに結局旅行中ずっと引っかかった。パンツのベルトのバックルが引っかかるらしい。最後にはもう自分から見せて歩いたほどだ。このときなどはもっと面倒だった。ピンポーンと鳴ると、私は腕時計・ストラップで首から提げていたサングラスネックレス、すべて取れと言われ2回もチェックを受けた。ちょっと鳴りすぎだろうよ・・・。 長い長い待ち時間7時間もあるから当然モニターにゲートNOは出ていない。ようやく出た搭乗口で待つことにする。しかし寒い。空港内は異常な寒さだ。クーラー効き過ぎだ。私は半袖にカーディガンといういでたちだったから寒くて寒くてたまらなかった。両親はフリースを着ていたので大丈夫だったらしい。9月なのに。と思ったけど9月だからクーラーなのかいな…。 いいかげん寒いので仕方なく空港内でトレーナーを買うことにする。と言っても「ダラス」と入っているただのトレーナーだ。いわゆる「北海道」って入ったキタキツネトレーナーを買うようなものだ。カッコいいものなんて一枚も無い。だけどクーラーには勝てなかった。買ってしまった。きっと帰国したら2度と着ないだろうなんて思った。この時はまだペルーの寒さと具合悪さに、このトレーナーが大活躍するとは思っていなかった。ダラス空港の使えない椅子。 言葉は悪いがホントにホトホト嫌になった。見て欲しいのは椅子の手すり。私は7時間椅子に横になって寝るつもりだった。そのためにお客さんのいないゲート口まで歩き…。ところがどうだ。どこまで行ってもこの椅子だ。寝かせてくれェェェと時差ぼけ半狂乱必至。 乗り継ぎ便へ搭乗前にすること さぁ、7時間のダラダラタイムもようやく終了。搭乗口で機内に乗り込む前にすることがあった。それは、出入国カードの半券をとってもらうこと。ほら、アメリカに「入国しました」といった形で出口まで行って、乗り継ぎだからと搭乗口まで来る。そしたらペルーに行くというのに出国手続きが成ってないよね? これは、搭乗ゲートの航空会社係員にパスポートと搭乗券を提示するのです。 ここで提示するもの■ ・パスポート ・出入国カードの半券 ・成田で発券してある場合、ダラス−ペルー間の航空券 (成田-ダラス間のチケットにホチキス止めしてくれている) すると、スタンプこそ押さないけれど係員は出国カードを抜き取り、航空券をホチキス止めからはずして返してくれる。ぜんぶ受け取ったらやっと機内へ搭乗だ!乗り換え完了!(2003年9月現在) 夜中の23:50ペルーのリマ着。迎えはオオイシ氏という日系2世の男性。77歳らしいけど、よくお話されるし元気マンマンだ。0:50AM。おかげで眠くなることも無く今夜宿泊場所の「ペンション・カンツータ」に到着。奥様と息子さんとが出迎えてくれる。3階建て家屋の3階の部屋はお宅訪問のようである。 ホテルとは全然違うのだ。日本でしかペンションって泊まったことなかったもんな。今夜はとりあえず寝るだけの宿なので、詳しくはまたリマに戻ってきて泊まる時にしよう。まだ高地でもないのにゆっくり動いてみる。イメージトレーニング・・・? この時期ジメジメした天気が続くリマ。布団もすこーし湿気っぽいのは気のせいだろうか・・・。いや、いいのだ。何時間ぶりのベッドだ。寝るぞぉ・・・といっても午前3時には起きないと。4:00に迎えだからあと3時間も眠れない・・・。とりあえず明日の準備もそこそこにダイヤモックス250mgを飲んで真夜中の1:30爆睡・・・ (ダイヤモックスのことは高山病対策のところで触れます) |
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